口腔内の腫瘍を一部分切除した豆ちゃん
保護してからずっと
撫でようとすると
サササッと避けて逃げていた
人に甘えることも知らずに生きてきたんだろうな、、、って
思ってた
繁殖犬には よくある事
商品を造るための
商売道具として生かされてるから
交配さえできれば、、それでいい
人格を尊重される事もない
完治の厳しい病気となり
初めて
これまで生きてきた世界から開放された
ベッドで眠る心地良さも知らない
抱っこされ、身を任せられる安心感も 知らない
口が痛くて食べられない
それでも
繁殖屋で 野垂れ死ぬより
うちで少しでも安心して余生を過ごせたら
それでいいって
そう思ってた
でもね
ここ最近の豆ちゃんは
いつも私の側にいて
豆ちゃ〜んって
話しかけると
前は逃げてたのに
今は
「撫でてください」と言うように
じっとしてる
そしてね
そしてね
先日
初めて 豆ちゃんが
豆ちゃんが
プレイバウして
すごくはしゃいでくれた
もう、その姿が嬉しくてたまらなくて
見上げる顔がたまらなく愛しくて
犬らしさを
少しづつ取り戻してるのが
ほんとに、ほんとに嬉しくて
みんなの真似して、おやつを食べてみたり
（結局食べれず、他の子達に取られちゃった
）
）一日一日を
生きることを
楽しんでくれてる姿が見られることが
腫瘍切除した左側の口元が、少し腫れてきた気がする
右側でしか噛めないから
口からこぼした缶詰や、よだれで
顎下の毛がドロドロになっちゃうから
週末あたり
サロンのオーナーさんに丸刈りにしてもらおう
今までたくさんの犬猫を保護してきて
口腔メラノーマを患った子は初めてのことで
これから豆ちゃんがどうなっていくのか
不安で怖くてしかたない
でも
喜びや、楽しさを知り
表情も少しづつ変わってきていて
そして
今
彼は生きている
これからの 豆ちゃんが生きる時間の中で
感じる空気
見える世界
全てが
豆ちゃんにとって
心から願う