生まれて初めて
「メイリー」って名前をつけてもらった
生まれて初めて 【家族】ができた
ママさんが言った
【最後の1%が幸せなら。。。。】
その1%が
ワイス家のみんなにとっても
幸せな日々だった
繁殖犬として道具でしか無かったメイリーに
たくさんのことを経験させてあげたくて
メイリー専用のカーシートを買ったママさん
長男君の念願の
メイリーと一緒にハウステンボスに行くんだ!
という願い叶って
新たに購入したお出かけカートに乗って
暖かな小春日和に家族でお出かけ
ハウステンボスで長男くん
「ワンちゃん可愛いね😊」と声かけられたそうで
長男君は、そのご家族さんに、
「メイリーは熊本の繁殖場に居た保護犬なんです。
赤ちゃんだけ産まされて赤ちゃん直ぐ取られて。
だからペットショップは要らないんだ!」
と発言し
その話をきいたご家族は
「そっか。。。うん!
そうだね。。。」って、きちんと真剣に聞いてくれたそうで
ママさんは長男君のその発言にびっくりしたんだとか
小学生の子供だって
命の大切さを分かってる
きちんと命に向き合える
長男君は確実に成長してる
譲渡から1ヶ月半ほどした頃
メイリーの切除した乳がんが再発した
ママさんは悩み
どうしたらいいだろうか、と私にも相談してくれた
早い再発
きっとまた切除しても、すぐに転移した部分が再発するだろう
病院で検査した結果
肺にも転移の可能性がある
と言われた
生まれつき心臓に奇形を抱えてるメイリー
年末に生死をさ迷ったメイリー
きっと、全身麻酔での手術に耐えられない
私は
手術よりも
メイリーとの時間を楽しく過ごすことを勧めた
そして、ママさんもそれを選んだ
しかし、ママさんはメイリーの寝顔を眺めながら
悲しみが込み上げてきて涙を流す日々が続いた
そんなママさんに
長男君は言った
「また、泣きよると?
メイリーが長く無いのは、お母さんも知ってた事やろ?」
ママさん
「分かってるけど、繁殖場での事とか考えると、、、
悔しい」
「そんな事、メイリーには関係無いやん。
お母さんがどんな理由であれ、泣きながら触るとは
メイリーには関係ないし
泣きながら触らんで!
メイリーも嫌がるし
メイリーを可哀想な子で終わらせない為に引き取ったとやろ?」
そうだ
メイリーは 可哀想な子では無い
最高に可愛い、愛しい 私たちの家族
お花見へ
君がいてくれて良かった
と、メイリーに話しかけた
ママさんは もう泣かない
メイリーが生きた証と
可愛いメイリーを沢山残して
お約束通り、メイリーの最後まで
しっかりとそばに居て見届けます
譲渡から2ヶ月
4月12日 (金)
「こんにちは😃
今日、10時58分に
MALYが虹の橋へと旅立ちました🌈
一言も発せず、明るい日差しの中でした。
短い間でしたが
とても素晴らしい子を託して頂き
ありがとうございました😊」
家族となり
共に過ごした 64日間
短すぎると言う人もいる
でも
この64日間は
メイリーにとって
生きる喜びに満ちた日々
メイリーの全て。。。。
早い別れを
覚悟はしていた
でもね
いざ、居なくなると。。。。
心に、、、 毎日の景色に、、、、
穴が空いてふさがらない
10日前から
歩けなくなり 寝たきりになってたメイリー
添い寝してたくさんお話してくれたママさん
おしっこは寝たまま出来てたけど
うんちは抱えあげて立たせないと出なくて
うんちが出たあとのスッキリした顔が
人間みたいで可愛いんですよ~と、ママさん
ご飯を食べたり食べなかったり
ミキサーでフードを粉にして
大好きなチュールをトッピングしたり、と
色々と工夫しながら
食べさせる態勢も
メイリーが食べやすいように
そして、自分自身もやりやすいように、と
ママさん
介助しながら食べさせるのが上手くなったよ
メイリーと出会って
ワイス家のみんなは
色んな事を考え
涙も流したけど
それでも メイリーと出会えてよかったと
笑顔で言ってくれた
長男は小1から獣医師になるのが夢で
猫のTNRは無料で行って
保護犬も無料診察にしたいそうです
その為に大学は北里大学に行きたいからと
メイリーが来た日から
家での勉強は以前より自主的に行う様になりました(⊙⊙)!!
メイリー様様ですね
私達の時代で完全に変わるのは難しいのかも知れない
でも、きっと私達の希望を賛同して
引き継いでくれる後継者(子供たち)が育てば
息子たちの時代には、全ての生き物の命が
同じ重さになる
そんな日が来る
1つの命と関わり
最期まで愛情を持ち
その命の終わりに寄り添った
人間よりも遥か短い寿命の彼らに
私たちはたくさんのものを与えてもらえてる
いつか
彼らの命が
【同じ命】として尊重される日がくるように。。。。
やすらかに
理恵子さん
ワイス家のみなさん
ふわちゃんの全てを愛してくれて
ありがとう
「ペットショップは要らない」
「メイリー
君が居てくれてほんとによかったよ」