福岡県内には 迷子の犬や猫を一時的に保護して
収容する 【保健所】が 各地に点在していて
北九州市と福岡市以外の地域で保護された犬や猫は 、その地区の管轄の保健所に収容され
公示期限内に 元の飼い主の迎えがなければ
各保健所から
福岡県動物愛護センターへと
搬送される
搬送された動物たちは
譲渡対象と処分対象に分けられる
譲渡対象とは
●センターの譲渡動物として 残る命
●ボランティアから保護に手が上がった命
処分対象とは
●保護先の決まらなかった命
毎日毎日 どこかで 犬が捨てられていて
毎日毎日 収容されてくる
福岡県内でも北九州市の愛護センターは
収容期間を延長して
ボランティアがサイトで里親を募集したりして
何とか 命を繋ぐために
協力しあってる
県外にも そうやって 行政とボランティアが一体になり
なんとか行き場のない命を
処分にさせないため１匹でも 助けようと
組織形体を変えながらやっている自治体も
増えてきている
が、、、福岡県はまだまだ そこまでは
追い付けない
設備の問題や予算の問題
人員、感染対策など たくさんの問題があり
他の施設のように
収容犬を譲渡犬として長く置くことは不可能だそうだ
無責任に捨てる人がいなくならない限り
処分される犬猫は なくならない
ボランティアだけでは
全頭は救えない
【可哀想】という思いだけで動くと
それが 結果的に無責任な行動につながる
シェルターを持たない私たちが
自分の自宅の環境で保護できるのか、、、
他の保護犬たちと
もし 共存できなければ
どこで隔離するのか、、
保護する責任を考えながら
預かり場所の確保
はぴねす メンバーと話し合い
預かりメンバーとも連携をとり
毎日、他のチームともキャパ調整しながら
なんとか助けられないかと
必死で考え 動いてる
廃業宣言した 繁殖屋からも
引き取りの依頼がたくさん来てる
が、はぴねすは期限のついている命を
最優先している
今週、福岡県動物愛護センターから
キャパ調整して保護できたのが
４匹
同じ場所で捨てられてた ２匹
男の子 保護ネーム (空)クウ
女の子 保護ネーム 空(ソラ)この２匹の名前はおじさんが命名
チワワのそらちゃんが居るが
この子は 漢字の空
きっとこの子達は 親子だろう
息子と思われる男の子は
フィラリア(－)
体重８kg
ダックスMIXと聞いていたが
コーギーMIXのような感じにも見えた
二匹とも 背中から下の毛を 剃られてる
まだ3歳くらいで 歯が超キレイ
どこを触っても怒らない
フレンドリーな男の子☺️
片方のタマタマがお腹に入ってる
血液検査で特に大きな異常もなく
11 /2 去勢手術を予約
無事に済んだら 里親募集開始します！
よろしくね☺️
お母さんと思われる メス
空ちゃん
フィラリア(－)
体重 約10kg
６才くらい
とにかく 甘えん坊で人が大好き💓♥️❤️
心臓音を確認しようとしたら
診察台の上で
ゴローンと お腹を見せた
とっても 穏やかな 女の子
血液検査で 腎臓、肝臓、貧血など 問題なし
ただ、、、
この子、保健所に居たときから
血尿が出ていて
センターでは 生理だろう、と言われたが
尋常ではない出血の量で
気になり診てもらった
ちょうど
病院でも大量の血尿をしたので
そのオシッコを採り 尿検査
そして エコー検査をしてみると
「膀胱に モヤモヤとした
何かがある」と
おそらく血尿は、膀胱内に出来ているその腫瘍からだろう、と
避妊の時に それも 一緒に取ってしまえないのか？と聞くと
その腫瘍が、尿管がつながっている位置にできており
手術はかなり厳しい
もし 取るのなら 膀胱を全摘して
尿管を 他の臓器に繋げる手術をしなければ
オシッコを出せなくなる、と
膀胱内の腫瘍
考えられる病名として
移行上皮癌
そのほとんどが悪性のガンで
この子の場合
出来てる位置からして手術は困難
いま、出来ることとして
内科的治療 ＝ 投薬
炎症を止めるため 抗生剤
出血を止めるため 止血剤
そして、膀胱内の 移行上皮癌の場合は
ほとんどが抗がん剤が効かないそうで、、
ひとまず
ピロキシカムというガンにも効果的な薬を投与することになった
「もし、本当に この病気なら
この子は どれくらい生きられますか？」
との問いに
薬でうまく コントロールしていけたら
一年、、、
長くて ２年、、、くらいでしょう と。
病院でも初対面の人に尻尾を振り甘える
男の子が診察台に乗ってるのを
心配そうにずって見てる 空
別々のバリケンに入れると
空の方が寂しそうに鳴く
もしも 本当に 母親の空が その病気で
残された命が 短いならば
せめて
最後まで
二匹一緒に居させてあげたいな、、とも 思ったりする、、、😣
お母さんの 空ちゃん
しばらく 薬を投与して
検査に通ってみることに
預かりは
しばらく休んでいた おじさんが
復活して 二匹一緒に
引き受けてくれた😭✨✨✨
雑種の中型犬 二匹一緒であること
お母さん犬の病気のこと
譲渡は なかなか 厳しいかもしれないけど
もしかしたら
もしかしたら
うちで最後まで一緒にいたらいいよ😊って
二匹を迎えてくれるご家族と
出会えるかもしれないから、、、
薬でうまくコントロールしながら
生きてる日々を楽しんで
待ってようね☺️
３匹目は
テリア系の 小型犬
人懐こいと聞いていたとおりに
誰にでも尻尾をブンブン振る女の子
毛がモッサモサで 汚くて臭かったから
オーナーさんに バリカンお願いして
超可愛くスッキリ
片方の耳が なんか変な形だと見てみたら
スパッと切られてる
きっと 毛玉を切ろうとして
耳を切ったんだろうね、、、
保護ネーム ピーちゃん
体重 4kg
フィラリア(－)
血液検査 問題なし
眼球が。。。
見えてるのか、、、ブルーみたいな
グレーみたいな
変な色だ
これだけ 誰にでもフレンドリーな子は
さっさと 避妊手術して
たくさん遊んでくれる家族の元へ
行きなさーい😀
初日から 私の首に巻き付いて寝る
ちょーーー甘えん坊なピーちゃん❤️
お散歩もルンルンでいけるよ～😃
顔面剥ぎ取られるほど 舐めまくるピーちゃん
よろしくね😉
４匹目は
雑種の女の子
全身皮膚病
小さめの柴くらいの 大きさ
シニア犬で
収容されてからずっと 怯えて震えている、と聞いた
キャパに余裕があるわけではない
だが
シニアで ボロボロで
怯えてずっと震えている子を
処分器に、、、
ダメだ！！！
小さめなら行ける！！！
センターの収容棟で
じっと丸まってた
皮膚は確かに悪いが
疥癬とかではない感じ
劣悪な環境にいたのだろう
歯は 歯石はついてるが
しっかりとある
どこを触っても 威嚇なし
この子も オーナーにカットをお願いした
抱っこしてる腕の中で
ずっと震えてる
爪は巻いて肉球に刺さり
爪切りは使えずペンチで切ってもらった
保護ネーム
もえちゃん
うんちが こびりついた身体をシャンプーして
ドライヤーもおとなしくさせてくれて
スッキリしてから
病院へ
フィラリア(－)
体重 6.8kg
血液検査で異常無し
心臓検査の結果
心臓の薬を飲み始めた方がいいだろう、と
両目ともに白内障で
あまり見えてない 感じ
目が見えないからか
側に 他の犬がきたら 怒って唸ってた
ケンカを防ぐために
しばらくは サークルで
しかも、回りをみんなが 取り囲んで
吠えまくるから
見えないように 布で目隠し
目隠ししたら、みんな 落ち着いた
もえちゃん
うちでも
ずっと震えてる
ご飯も、少ししか食べない
今朝は
なにやらガサゴソ音がしてるから
何してるの？って覗くと
ペットシーツをビリビリにして
ご飯を食べずに隠してた
なんだろう
お腹すかないのかな
もーえちゃん😃って、呼んで 撫でると
嬉しそうに身を預けてくる
心臓のこともあるし
ヨロヨロしてるから
まずは体力つけて
皮膚のケアしながら
避妊手術は 先生と相談していきます
もえちゃん
推定 15歳
目も薄くなり
後ろ足にも 力が入りにくくなり
ずっと震えている この子を撫でながら
人間の所業に 怒りが溢れて止まらない
動物たちは
自分の 行く末を 選べない
こんな歳になるまで放置して
ボロボロにして
その挙げ句に 捨てた飼い主が
同じように されればいいと思ってしまう
人間の身勝手な行動
その後始末
どうして 罪のないこの子らの命が
簡単に奪われないといけないのか？！
しかも 決して安楽死なんかではなく
苦しめて苦しめて殺す
何千も 何万もの命を
尊い命を
どうして 簡単に消してしまうことを
日本人は辞めないの
それを 当たり前だ、と
仕方ない、と言い捨てる大人たちが
将来を作る子供たちに
どうやって命の大切さを教えるんだ
犬舎で固まってた一匹の子犬
捕獲され 恐怖で震えが止まらない
野犬の子犬
殺される為に
生まれてきたんじゃない！！
26日(水) 保健所に迎えにいく
野犬にだって 心はある
私たちと同じ
いろんな事を感じる心を持ってるんだ