6月14日   



福岡県動物愛護センターより 保護した

柴犬ミックスの メス2匹



あくび →  預かり協力の工藤さん宅へ



じゅん→ 全身皮膚病あったため クリ家へ


どちらも【 人に慣れてない】


この子達は


2月に保護した いくり(クリ家)



4月に保護した  ゆりか(弥生さん宅)


※保健所で出産し 子育てが終わり子犬たちは
センターが譲渡犬として残したので
処分の決まった母犬だけを保護した





6月に保護した

ころも→ ゆかさん宅
※全身酷い皮膚病


同じく6月に保護した 

でんじろう→ 寺の森田さん宅
※まだ、若く威嚇攻撃性はない



全頭、みんな 同じ飼い主が

山に放し飼いにし



たまに、餌だけを やりに来ているそうで


付近の住人からは


ほぼ野犬のように扱われていた子達。。。


どの子も、全くと言っていいほど

人に慣れていない



というか、、、



人間との生活を


全く知らない子達





人間は 怖い




追い払われたり



追いかけられたり



罠をかけられたり




人間は信用できない





そんな 環境に育った子達




もし逃げられたら

捕まえることは 不可能に近い



だから 脱走防止には 細心の注意を払っている



が、、、あくびは



保護して 3日目の 6月17日に


預かりさん宅の 重たい雨戸のサッシを破壊し

脱走。。。





脱走して 数日間は

小さな林付近で姿を発見されていたので


すぐに 捕獲器を仕掛け


同時に 毎日の捜索


が。。。



近隣住民の苦情により


捕獲器を撤去させられ


あくびが脱走した預かりさん宅の庭に移動



捕獲器には 近所の放し飼いの猫がかかり


仕掛けてる餌は猫に取られる毎日



保健所と 警察には 届け出を出していたために

似たような犬が収容される度に連絡が入り

接見に行くも違っていた




目撃情報が入る度にかけつけて捜索したが


あくびには 繋がらなかった


その後目撃情報は 全くなくなり


田舎町


広がる田んぼ


空き家


どこをどう、探せばいいのか途方にくれる日々




霊感のある友達も 猛暑の中




汗だくで あくびの足取りを追跡捜索してくれたり

毎日収容情報をチェックして


あくびに似ている子が入ると


見捨てられずに 保護




見つからないまま

4ヶ月弱が過ぎ




10月4日(金)

この情報が載った



写真は掲載されてなかったが


丸い皮札付き

と掲載されているのを見て


あくびだ!!!!と 思った



が、確かめるためには 仕事を早退して


保健所に接見に行かないといけない



仕事も月初めで多忙のため


そのためには早退することが出来ずに


モヤモヤとしたまま 土日を過ごして



7日(月)の朝


愛護センターのHPに載った収容写真を見て


間違いない!!と確信






すぐに 保健所に電話を入れ


間違いなく、脱走した犬だから 迎えに行く!と伝えた



どうやって捕まえたのか?と聞くと



「捕獲器です。よっぽどお腹が空いていたのでしょうね。

なかなか 入らなかったけど、缶詰めの匂いには負けたようですね」と。



そして、気になっていたこと


6月に迷子の届け出をしているのに

金曜日の時点で連絡をもらえなかったのは

何故?の問いには


「直近で届け出が出ている分は連絡しますが、


遡って調べてまでは連絡をしません」



と、、、


この言葉には 正直 怒りが爆発しそうだった



毎日たくさんの犬が収容される



その度に、迷子の届け出を出されてる人に


連絡をするのは



数ヶ月前の分までは


業務が多忙すぎて 出来ない、と





ならば、届け出を出して 連絡を待ってる人は


毎日? 毎週?

電話をしないといけないのか?の問いには



毎日とまではいかなくても


数週間とか 1ヶ月ごととかに


届け出をした方がいいでしょう、と




例えば今回は、掲載された写真と情報で

間違いないと私は確信した



が、迷子の届け出を出してるのが

ネット環境に疎い 老人だったりしたら


我が子が収容されても連絡ももらえず


収容されてることにも 気づかないまま



処分されるというケースもありうる訳で





もしも 飼っている 動物を迷子にさせてしまったら


保健所と警察署に届け出をして

ネットで迷子情報を拡散

ポスターやチラシを掲示

聞き取り調査や捜索

なかなか
見つからず日にちがたてば



定期的に
 保健所に届け出を更新する!


注意これが重要だと 今回、分かりました



私はすぐに カッムキー爆弾となってしまうため

冷静でいられないけど


迎えに走ってくれたオーナーは


保健所の職員に




「業務が忙しいのは分かる。

でも、動物であっても 届け出をして

探してる人たちにとっては、大切な家族なんです。

迷子で保護したのが人間だったら


帰る家を必死で探すでしょ?


飼い主にとっては、大切な我が子同然なんですよ」



と、オーナーは 冷静に話してくれた




どんな命にも真剣に向き合うオーナーは


誰に対しても


相手の立場を考えて


相手を全否定することなく


その上で【 思うこと】 を 静かに


語るように 話す



人として


本当に オーナーを 尊敬していて


私はオーナーと出会えたことを 感謝している



保健所に 返還手数料を払い

オーナー宅へと連れて帰ってきた あくび



仕事中の私に あくびの写真と一緒に

 「臭すぎる!!!

洗ってくださいませガーン」との LINEが笑い泣き




はーい!!!洗いますともチューハートハートハート



仕事終わったら直行ーーー!!!

って張り切ってたけど



バカタレ次男坊が足首を怪我して 


骨折の可能性があり

病院に行かなきゃなんなくなってえーん


クソォーーーームキー


なんて、タイミングの悪いやつだ!

一時間仕事を早退して


次男坊を 迎えに行き


整形外科へ



待たされても




待たされても




呼ばれないゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ



どーーーなっとんやムキーッムキーッムキーッムキーッムキーッ



病院終わって



家に次男坊を連れて帰ったのが夜8時チーン



バタバタ ご飯を 並べて


「食っとけ!!!

私は 今から オーナー宅に行く!」

と言い残し



あくびに 会いに笑い泣きDASH!DASH!DASH!DASH!





あんなに逃げまわってたのが嘘のように




ピタッと 体をくっつけてきた

血が落ちてるのは 生理になっているようで


ひとまず、妊娠してない事が分かり一安心



すごい数のダニに寄生されており



オーナーが すき櫛で 取れる毛と一緒に

取れる分は取ってくれていた


が、それでも まだ たくさん くっついていた



4ヶ月の逃走中


大雨、雷、台風


たくさん 怖い思いをしただろう




この子が生き延びていられたのは



捕獲された場所付近には


放し飼いの犬や、野犬などが

普段からウロウロしていて


その犬たちと一緒に 餌やりから餌をもらいながら


何とか生きてこれたんだろうと 推測される



とにかく、臭くてダニだらけの体を洗おうと


シャンプーバスへ運び



お湯をかけた途端



パニックになり 大暴れ!



オーナーが一緒に抑えてくれて


二人がかりで、必死に洗って



私もオーナーも ビショビショ



本人は 暴れすぎて ベロを噛み


目は血走る



やっと終わりドライヤーも暴れるかなガーン


思ったら




ドライヤーは平気だったニコニコ



全身、どこを触っても噛まない




毛があるから、痩せては見えないが



触ると ゴツゴツと 骨が浮き出ていて


ガリガリ。。。



オーナー宅でたくさん ご飯を食べたからか



お腹だけが、ぽっこりと出ていた










保健所から出すときに


手続きをしないといけなくて


オーナーが


新たな名前も決めてくれてた




【アグリ】だってニコニコ





ボロボロの皮膚のケア

ガリガリの体に栄養つけて

週末には病院であらゆる検査をしてきます



アグリ



生きててくれたから


こうして 無事にまた会えた




捜索に協力してくださったみなさん



情報を下さった方々



たくさんの方々に心配をおかけしてしまい


本当に ごめんなさい




アグリが無事に帰れたこと



心から感謝します!!!




ありがとうございます!




オーナーが緊急で預かってくれた


アグリ

幸せに繋ぐために



全力で守ります!!!!