ネグレクトによる個人飼育崩壊で
小型犬～大型犬までが数匹
行き場を失った
有難いことに 中型～大型は
保護先が決まっているということで
相談が来たのは小型犬の シーズー２匹
小型のメスなら 置場所は確保しやすい
すぐに 受け入れ体制を作るも、、、
相談を受けてから
保護できるまでに、３週間もかかった
飼い主が急に手放さないと言ったり
イロイロと難航したようで
行政も入ってくれて、やっと 昨日の夜
「保護できた」と 連絡をもらい
バタバタと 犬たちの世話を終えて
迎えに走った
北九州 小倉南区で トリミングショップをしている
小森くんが 多忙な仕事を終えて
夜９時から 小型犬 ２匹のトリミングを
ボランティアで協力してくれた
私がかけつけたのが、夜の10:30
その時点で やっと一匹を丸刈りにして
シャンプーが終わったところだった。
その子は Team-Aの ルネルネさんが
保護してくれることになった
そして、私が保護する予定の子は。。。
顔は、、、 どこ、、、
酷い悪臭を放つ物体は
じっと 立ちすくみ 動かない
目も鼻も口も
どこにあるのか わからない
これ、、、
どうなってるの、、、
一匹目は、ここまで酷くなかったそうで
初めから顔は見えていた、と。。。
この子、どうやったら 顔面にここまで
毛が固まるの、、、
ボラトリの協力をしに
博多からわざわざ カワゾエ君も
来てくれて
トリマーさん、三人がかりで この子の
鎧をはがしていく
慎重に
丁寧に
顔回りに取りかかると
あ、、、
と カワゾエ君が
顔をしかめた
見ると
右目の 眼球が飛び出していて
毛に びっしりと くっついていた、、、
眼球を傷つけないように
少しずつ
切り離していく
顔回りだけでも
何十分もかかって、ようやく
顔が出てきた
右目眼球は飛び出し
左目には 潰瘍が出来ていて萎縮し
両目とも 失明していた
四肢にとりかかる
ガチガチに固まっていて
なかなか バリカンが入らない
伸びきった爪が
固まった毛を巻き込んで
更に肉球に ささっていた
顔面よりも 更に時間がかかり
やっと 前足が出てきた
そして、後ろ足、、、
うわ、、、ヤバイ、、、
と、トリマーの 小森くんが言った
足と言うより
腐った肉が グチャグチャになってる感じで
一見 壊死しているように 見えた
足はグニャグニャで
ほぼ、、ダメだろう、、、って話してた
刺さった爪を ニッパーで切り取っていく
反対側の足にとりかかる
ガチガチの腐った鎧の中から
やっと 身体全部が出てくるまで
２時間 かかった。。。
炭酸水で 丁寧に洗ってもらい
うんちが詰まった 耳の中も
グチャグチャになってた足も
キレイに洗い流してくれた
数年間分の 重たい鎧から 解放され
スッキリして 軽くなり
気持ちがよくなったのか
ぐぐぐーーー って 変な声を出して
辞めてくれーーーって 文句を言ったり
動いて みたりするように なった
この時点で すでに ０時を回っていて
あー、日付が変わったねぇ～
なんて 話ながら
みんな 仕事でクタクタのはずなのに
ボロボロにされた犬を助けたくて
その思いだけで集まり
４時間。。。
疲れてるはずなのに
仕事でも何でもなくボランティアなのに
イヤ事１つ言うどころか
ずっと 笑顔で
「痛かったねぇ
辛かったねぇ
もう少しだからね
頑張れ
これからは、幸せが待ってるぞ～」
って、、、
この子に
声をかけながら
ひたすら この子たちの為に
この子たちの幸せを願って
ピカピカにしてくれた
１つでも 命を繋げるためなら
と 自分達にできることを やるよ！と
みんなの優しさと愛情で
この子たちは救われました
これからは
２匹別々の道を歩いてくよ
それぞれの 幸せを 見つけるために
ルネルネさんの 保護っこちゃんは
ダイズちゃんって 名前にしたんだって
血液検査も問題なく
避妊と臍ヘルニアの処置をすれば
募集をかけられるそうで
ﾖｶｯﾀ～
ﾖｶｯﾀ～幸せにならなきゃね～
さて、うちに連れて帰った子は。。。
目は もしかしたら、両方とも眼球摘出になるかもだし
足は 最悪、断脚しないといけないかもしれない
募集できるか どうか
分からない
だけど
ご飯を、ガツガツ食べて
清潔で フワフワの寝床で寝て
快適に過ごしてくれれば
それでいいよ
のんびり 穏やかに
生きててくれれば
それでいい
るーちゃんが やってきて
目の見えない者同士 ご挨拶
昨日はね、ビックリすることに
私が使ってたベッド（今は犬用
）に
）にステップを使ったのか、登ってて
毛布にくるまって 寝てた
目が見えないのに ビックリよーーー
落ちると危ないから降ろしたけどねー
名前をね ずっと考えててね。。。
両目の視力を失ったけど
この子の未来は 暗闇ではなく
光輝く
命名 コウ（光）
男の子みたいな名前やけど、女の子だよーコウの 通院、術後のケアなど
体調によって
預かり移動を考えながら
みんなの力も かりて
守ってくよ
シーズーの女の子
コウ
はぴねすに仲間入り
よろしくね
今回、トリミングに協力してくれた
イケメンboyたちは～
お店のオーナーの 小森くん
小森くんは８年前に ハッピースマイルの
なおみちゃんから 保護っ子を家族として
迎えたんだってぇー
で、今は ボラトリとして、協力してくれて
ありがたいねぇ～
小森くんのサロンは
予約カレンダーが 真っ黒になるほどの人気な
サロンだよ～
そして、もう一人のイケメンboyは
福岡市センターの愛護フェスティバルでも
ボランティアで参加してたカワゾエ君
仕事を終えて、博多から北九州まで
夜中に車を飛ばしてきてくれたの
すごい大変なトリミングだったのに
ずーーーっと 笑顔でね
本当に優しくてね
本当に本当に有りがたかったよ
カワゾエ君のお店は
そして、もう一人
青いTシャツのお姉さん
汚くて 臭くて
酷い状態のこの子を 抱き締めてくれて
丁寧に洗ってくれて。。ｱﾘｶﾞﾄｳ
。。。名前
聞き忘れた
個人宅で飼われていたとは 思えない
状態の酷い子達
飼い主は精神的に 動物を飼育できる状態になかったらしく
この状態にしておきながら
「可愛がっていた」と、、、
そして
いつも
そんな人間の犠牲になるのは
立場の弱いものたち
今回
何とか助けたいと たくさんの人が
自分に出来ることをして救えた命
私のもとへ来た シーズーの コウ
抱くと 小さく震える コウ
これからは
何にも心配いらないよ
生きてることを
楽しもうね
よろしくね
病院の結果はまた、次回
そして、、、、
また、新たな保護っこが、、、
どうして 捨てるの
どうして 探さないの
何にも言えず
震える子達
確実に誰かが飼ってたはず！！
なんなんだ
こんな世の中
人間同士も簡単に殺しあう
間違いは、気づいて 学べばいい
失敗しても、またチャレンジすればいい
だけど
命だけは
取り返しがつかないもの
だということが
どうして分からないのか
どうして
分かろうとしないのか
金曜日
今日もまた
たくさんの命が人間社会の犠牲になった
何一つ 殺されるべき理由なんてない
純粋無垢な たくさんの 命が。。。