毎日  毎日  保健所に収容される犬たち


各地の動物愛護センターの ホームページで

収容動物の情報を掲載し

飼い主の迎えを待つ


その期間は  5日間。。。


それを過ぎても 飼い主からの連絡がない場合は

処分対象とされる


私たちボランティアは

その中から  自分達に責任が持てると

判断した子を 【選ぶ】

どの子でも 無条件に助けることは

一般家庭において 保護している私たちには

出来ない、、、


だから せめて ギリギリのキャパの中で

一匹でも助けられる子は居ないか、、と


毎日収容情報を確認している


収容情報は一般に公開されているから

誰でも見ることが出来る


もしも お住まいの近くで収容された迷子動物がいたら

近所の子ではないか?


気にかけて、声かけしてもらえたら

飼い主の元へ帰れるかもしれない


小さな可能性でも 

その命が救える可能性に繋がるならば

諦めずに なんでも やりたい



そして


同じ収容動物でも 情報公開されずに


殺されてく命が。。。


飼い主による持ち込み

いわゆる 不要犬と呼ばれる命


飼い主を探す 迷子動物と違い

飼い主自らが 放棄した ので

期限もつける必要もない


生きてる彼らには 


一切の権利も  与えてもらえない


生きることも許されない


しかし、各地の保健所では

何とか生かす方向に 繋ごうと

保健所で 『この子は 大丈夫』と

判断された子達のみ


私たちボランティアに 相談してくれるように
なった


昨日まで 家族と過ごしてきたのに

突然 知らない場所に連れてこられ

置いていかれた


自分がガス室に送られる事になるなんて

分かるはずもなく

彼らは 檻の中から 不安そうに 見上げる


そして この子も。。。


Mダックス    オス     13歳

飼い主 引っ越しのため  飼育困難

10年前より下半身 麻痺

おとなしい

環境の変化からか餌を食べない


保健所職員からの情報


シニアで 下半身麻痺


13歳になって   


殺されるしかないのか、、、


Mダックス


小さい子なら  


一匹なら


うちに置けるかもしれない


このまま 処分になんて したくない!!!




保健所の檻の中で 横たわるこの子を抱き上げ

連れて帰ります!と 言った


後ろ足が麻痺していると聞いていたが。。。



4本   全ての足の関節が  溶けているようで


フニャフニャで全く 体を持ち上げることが


できずにいた


この状態で、留守番の長いうちに置いてて

水も飲みに行けず脱水になったら、、

などの不安もあり

オーナーに相談したら

『ちょっと うちで 様子を見ててやるよニコちゃん

って  預かってくれた涙キラキラキラキラ

アリガトウキラキラ☆キラキラ☆キラキラ☆


元の飼い主は 金銭的に苦しい老夫婦で

フィラリア予防も

ワクチンも

ノミダニ駆除も

何にも してなかったらしい


元々は息子が飼っていた犬


息子が途中で放棄し

仕方なく老夫婦が引き取った

。。。が、ペット不可の 団地での飼育

犬を取るか、住む場所を取るか

どちらかの選択を迫られた


老夫婦は、誰か もらってくれないか、と

あちこちに 声をかけて回った


が、しかし、足に麻痺のある シニアの犬を

引き受けてくれる人は

誰も居なかった、と


泣く泣く  保健所に置いて行った、、と



 


保健所の職員は

助けてもらえてよかった と

安堵していた


私は  やり場のない 気持ちを押し殺すのに

必死だった



簡単に買う➡  飼えなくなる➡ 捨てる

➡ ボランティアが引き取る

  ➡メデタシメデタシ?


違う!!!

違う!!!

違う!!!


なんなんだ!!!いったい!!!


生きてる命なのに


『仕方ない』

『背に腹は代えられない』

『頑張ってみたんだけど』


そんな 言葉で 片付けていい モノぢゃないんだ!!!!!


なんだ


必死で  生きてるんだ


一匹  やっと ご縁に繋いでも


次から次に捨てられる命


身勝手な人間ども!!!!


こんなに 殺処分される命が溢れてるのに

わざわざ 新たに命を造らないで!!!



純血種がいい?


いくらでも、保健所に捨てられてる!!!


子犬がいい?


怯えて固まってる子犬たちが

びしょ濡れのコンクリートの犬舎で

震えてる


行き場を奪われた子達の中から

命を迎えることが

一番の選択肢に なるべき!!!



最後まで飼育出来ない理由が出来たなら

自分で その子の家族となってくれる人を

見つけるべきだ!!!



『飼い主を見つけようと頑張ったけど


見つからなくて、、、』


あんたが、どれだけ頑張ったなら


生きてる命を苦しめて殺してもいい基準に

なるんだ!!!


なんで


なんで


こんなにたくさんの命が

毎日毎日 奪われている現実が

変わらないのか、、、



この子の名前は チャッビーだと

保健所の職員は言った


10年前から 悪くなった体で

生きてきた


おそらく、病院へも連れていってないんだろう




体重  3.6kg

骨と皮だけでガリガリに痩せている

フィラリア  陰性

肝機能の数値が若干高いが

おそらく、岩の塊のように歯石が口の中に

溢れていて

歯肉炎から、頬を突き破り膿が出ているから

その影響で血液検査の数値も 高めに出ているんだろう、と



レントゲンの結果


しっぽと  両股関節は 脱臼し

四肢の関節は  既に溶けている

これは、症状から見てリュウマチだろう、と

しかし、リュウマチの治療法はなく

既に10年前から悪くなってるのであれば

もう、これ以上は何にもできない、と


背中の骨と首の骨も、2ヵ所脱臼しており

抱っこする角度によっては

痛そうに悲鳴をあげる



停留 睾丸で、一個しかタマが降りてなくて

お腹の中に残されたタマは エコーで見ると

肥大化していた


既に痛みを感じている歯の処置を

早急にしたくて

手術をお願いし


6/12(火)  全ての手術を行った


歯は 前歯4本と 奥歯を1本だけ残し

あとは、全て悪くなってたので抜歯


炎症を起こしていた歯茎には 

薬をいれてもらった


お腹に残ったままの タマは


下りてた片方のタマの10倍以上にも

肥大化し デッカイ腫瘍となっていた






治せるところは全て治してもらった

足はもう、治せないけど

彼は 上手に 這って移動する

寝床でトイレをするのを嫌い

何とか這ってシーツまで行く



リュウマチの痛みは、もう、とっくに

感じなくなってるのか。。。

普段の生活で痛がることはほとんどない

でも
ここまでになる間

壮絶な痛みに耐えてきたはず


それでも 生きていく中で

この子なりに  動ける方法を考えだし

首と 前足のつけ根、体全部を使って

芋虫のように、移動する



預かってくれてるオーナーが 

仕事でリビングを離れると

這ってあちこちに 探しに行く


人に甘えたくて仕方ない子。。。





チャッピー  13歳  ♂

四肢がグニャグニャで  背骨にも脱臼があるから

お散歩には もちろん行けないが

外に連れていって下ろすと

オシッコやウンチをする

お腹全体を擦って移動するので

アスファルトなどは、傷つくから

土や、芝生などの方がいいかな好



人間の都合で   捨てられた子


この子の 余生

側にいて 

ゆっくり穏やかに過ごしてくださるご家族を

募集しますキラキラ




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