9歳8ヵ月


男の子

先月、3/31 に 狂犬病注射も 受けていて


ワクチン、フィラリア予防

ノミダニ駆除


健康管理は全てきちんとされていた この子は


飼い主により 保健所へ持ち込まれた


どういう理由があったのか


狂犬病注射をうちに行ったときには

飼育していくつもりだったのだろう


だけど、その2週間後には 
自らの手で棄てている



どうして。。。



【個人情報保護法】とやらに守られて


命を無責任に捨てた人間は 

何の咎めを受ける訳でもなく

命の責任を 放棄して身軽になり


一方

信じていた飼い主に 連れてこられ

置き去りにされた この子は

命のカウントダウンが始まった



各地の保健所には

迷子などの収容犬も

たくさん居て、、、


各ボランティアチームで 何とか助けられないか

キャパをどうにか 空けられないか

考えに考えてて……


小型犬なら 、、、



せめて、、、、


せめて 、、、




そんなときに  弥生さん預かりのあ~ちゃんが

トライアルに出ることが決まり


キャパが空いた!!!えーん


4/23(月)


弥生さんが保健所に走ってくれて






犬舎から 外に出れたこの子は

車の助手席におとなしく乗った

これから 自分がどうなるのか

きっと 不安で仕方なかったと思う




犬舎で ひとり 




10年近く  共に過ごしてきた 飼い主の迎えを


この子は信じて待っていたはず



何日待っても飼い主は 来てくれず


知らない人と一緒に今からどこに行くのか



小さなこの子の 心は


ストレスで押し潰されたのだろう、、、




弥生さん宅に到着した途端

大量に血便を しだした


慌てて病院へ運び、検査をするが





特に大きな異常は見られず




飼い主に捨てられたことによるショックと


環境の変化などによる



心因性のものが 原因だろう、、、と言われた


薬を処方してもらい帰宅


とにかく 人が好きでたまらない この子は


ずっと 弥生さんの後を追い

側から離れない


もう 一人になりたくない、と


必死なんだろう、、、



オスワリ、お手、待て

全て指示が入り


ご飯の準備をしてると

さっさと ケージに戻り そこでおとなしく待ってる



きっと、元の飼い主が躾てきたんだろう


無駄に吠えるわけでもなく

イタズラをするでもない


他の子達とも ケンカもせず


とにかく 人に甘えたくて 仕方ない子

去勢済み

保護ネームは  ケント



今度こそ、最後までこの子の側にいてくれる

家族を募集します!!!





先日、動物病院にくるみを連れてった時


待合い室で 隣に座った男性から声をかけられた


『可愛いですね~、何歳ですか?』と


『分からないんです。両足骨折した状態で

棄てられて保健所に入ってたんです』


そう答えると、大概の人が

『なんでこんなに イイコが棄てられるんだろう、、、

でも、良かったねぇ。助けてもらって』


と 言う



確かにね


この子の命は助かったよ、、、

でも

他に助けられなかった命はたくさんいて…


病院に来ている犬猫たちは

飼い主に大切に抱っこされてて、、、


夫婦で代わる代わる抱っこしたり

まるで家族旅行のように 夫婦子供たちみんなで
一匹の犬に付き添い

先生の話を皆できいて

診察が終わったら

『良かったねぇ~、頑張ったねぇ

帰ろうね~』って 皆で帰っていく


ある夫婦は

酸素室でグッタリと横たわる犬に寄り添い

出来る限りの治療をお願いしますと

涙ながらに 獣医師に頭を下げていた


私の腕の中にいる くるみは

治療されしてもらえず

捨てられた



同じ命なのに


こうして 家族に愛される命と


裏切られ 棄てられて殺される命



なにが違うの、、、


『保護されて よかったねぇ』


違う


違う




捨てられなければ。。。


皆が最後まできちんと 命に責任を持つことが

当たり前の世の中なら。。。



保健所に入ることは ない



保護なんてされなくても


最後まで大好きな家族の元で

過ごせたら




小さな【命】は いつも 人間に左右され



幸せになれるのも


辛い目に遭わされるのも


最後まで愛されて生きれるのも


裏切られて 殺されるのも


小さなこの子達は 


明日を 選べない



人間の道楽のためだけに命は造られ


オモチャのように 飽きたから


お金がかかるから


もう 面倒見れないから、、と


簡単に棄てられる


間違ってる


間違ってると たくさんの人が分かってるはずなのに


なんで、棄てられる命は 減らないの?




そして また


たくさんの 収容犬の中から


1つの命を  選ぶ、、、



次から次に 収容される

たくさんの命


どうしたら 無くなる


安易に飼わないで


棄てないで


増やさないで


小さな命にも  人間と同じ


心がある



痛みも 悲しみも  喜びも全て感じる


心が あるんです


私たちに出来ることは、、、


今の私たちに出来ること、、、


諦めずに 犬猫の現状を訴え続けること


犠牲にされてる命が多すぎて

くじけそうになるけど

諦めたら終わる


だから


諦めない


どんな小さなことでもいいから


続けてく