長崎県 飼い主死亡により
中型犬60匹以上が数週間 水も餌もない
暗いコンテナや倉庫に閉じ込められたまま
多数の犬が 餓死や共食いにより
命を落とした
長崎の行政とボランティアにより
一日がかりで救い出された犬たちの中には
地獄のような 場所から
やっと 出れたのに
運ばれた病院で 力尽きた子もいた、と
６年前に うちの愛犬を迎える時に
お世話になった ボランティア団体
【長崎life of animal】の 代表 木村さんは
悔しい と 泣いていた
しかし、泣いている暇もなく
救い出した 何十匹もの 犬を
次々に病院に運んだり
受け入れ先を探したりと奔放していて……
その中から はぴねすにも
２匹受けいれることを決めた
ゆず と ここ
（写真：長崎life of animal）
小型犬キャパしかなかった うちに
仲間入りした ゆずは
小さな音にも 飛びあがって怖がり
高い場所に飛び乗り
下を見下ろしていた
ご飯も落ち着いて食べれずに
常に回りを気にしていて
他の犬が来ると サッと逃げて
震えていた
この子は一匹飼いに向いてるのかなぁ
とも 思いながらも
めぐと 遊ぶ姿に
フレンドリーな 先住犬だったら
いた方がいいのかなぁ？とか
ゆずが、どんな家庭に行くのが
向いてるのか 娘と話していた
そして。。。
ゆずに 数件入った希望者さんのうち
イロイロとお話させてもらい
このお宅なら、と 思えたのが２軒
そして、どちらとも 会って
トライアルしてみて
どちらが、ゆずに向いてるのかを
検討させていただくことを
了承してもらい、まずは 2/18(土)
熱烈に ゆずを 希望してくれてたご夫婦の
お宅へと トライアル
福岡市 藤瀬さんご夫婦は
ゆずの到着を寒い中 外で待っててくれた
ゆずの、トライアルセット一式と
同行した みこちゃん、みみちゃん
ゆず、を皆で一緒に マンションの
お部屋まで運んだ
初めての場所に固まる ゆずを
パパさんは、 赤ちゃんに接するように
本当に優しく 愛しく
撫でてくれたよ
ママも ゆずを膝に抱いて
「暖かいね
」って とても 嬉しそうにゆずを 見つめてくれた
ゆずは
緊張しながらも 部屋の中を探検したり
コーヒーを飲むパパさんの横に座ったり
状況が分からず 終始 耳を下げたまま
だったけど、少しずつ動いていたよ
玄関のドアを開ける前に 必ずゆずのいる
リビングのドアを閉めておくこと、とか
最初はあちこちに トイレを
失敗するかもだけど
ゆずの 見える位置にシーツを広げてやって
成功したら褒めて あげて
広げるシーツの範囲を少しずつ
狭めて行くといいですよ、とか
もしも、外に連れ出す時は
抱っこしてても、必ずハーネスとリードは
着用すること、万が一に飛び降りたら
逃げてしまうから！
迷子札は、必ず着けたままにしておくこと
など、、、
たくさん お話して。。。
「ゆずを お願いします。」
トライアルスタート
ゆずに ベッタリだった娘は
ゆずを送っていく時からすでに泣いていて
帰りの車の中では 号泣だった
トライアル初日
中々 落ち着かない ゆずは
トイレを 失敗して こたつ布団にしてしまったらしい
パパさんは、
「土の色と同じだから、きっと
間違えたんだよ」と 言い
ママさんは 笑っていた
足の裏の感覚で
シーツや 床を区別するから
もしかしたら、敷いてるマットとかに
間違えてトイレをするかも、と
私が最初に言っていたのをママさんが
思い出して
こたつを撤去したら
。。。シーツに完璧に行くように
なったんだって
偉いね～
フードは二人から 手渡しで食べさせてもらい
夜は パパとママの間で眠り
本当に本当に 大切に接してくれた
トライアル３日目
専業主婦で ずっと一緒にいるママのとこに
甘えに行き 手にジャレたり
尻尾をふったり、と
順調に心を開いていった
日中は仕事で留守のパパさんには
少し遠慮気味の ゆず
ママに先になついてることを
悔しがるパパ
トライアル４日目
「今日 初めて ク～ンって声を聞きました
感動しました
私が家事をしてる間は お利口さんに
じっと見つめて待ってるんです
終わって座ると スゴい勢いでやってきて
撫でて撫でてと お腹を見せまくりです
私の手を 枕にお昼寝
手が痺れたけど 可愛いから
外せません
」 ママさんから
トライアル ６日目
初のお出掛け
車ではおとなしく寝てたらしく
「ガタガタ揺れても起きないなんて
大物じゃ～ん
」ってパパさんに太鼓判押され
途中 公園で 少し休憩して お散歩
ビクビクしながらも
草の臭いを嗅いでみたり
ゆっくり後ろから来てたパパさんに
「ワン！」と初吠えしたそうで
ママさんによると、これは
早く来い！ってパパ言ったんだって
トライアル ７日目
「今までは、すぐに抱っこ～！だったのに
お散歩で 結構長く 歩けました
走ったり、もできました
実家に寄ったら 父母にも 可愛がられて
ゆずも、怖がることなく、抱かれたり
撫でられたりしてました
」二人の愛情を一身に受け
いつでも ゆずを抱き締めてくれる
温かな胸が すぐそばにあって
何より ゆずが どんどん 心を開いていく
その様子に
ここに ゆずを託したいとの
思いが強くなり
トライアルを待ってくれてた
もう一方の希望者さんにお話しました
ゆずに会えるのを心待ちにしてくれてた
もう一方のご夫婦は
「ゆずの幸せが一番だから」と
言ってくださって納得してくれた
ありがとう
きっと このご家族にも
繋がるご縁がどこかにあるはず
12/23 うちにやってきた
小さなMix犬
ゆず
藤瀬家の 大切な愛娘 『チロル』と
改名し
はぴねす 卒業
ヤンチャも 覚えた
毎日 一緒に眠った
オヤツも、上手に持って食べれるように
なった
ビクビクしていた ゆずの 日々の成長を
娘と見てきた
「私のカワイコちゃんめ！
」っていつも、抱っこしてた 娘に
ゆずを 藤瀬さんに託したいと 話した
静かに下を向いたまま泣いていた娘に
私は 伝えた
「ゆずの幸せは あなたがたくさん
愛してくれたから
人に愛されて自信を持ち
人を愛する喜びを あなたが ゆずに
教えてくれたからだよ
ありがとね
ゆずの幸せを
見守っていこうね
まだ、たくさんの子達が 助けを待ってる
泣いてる暇はないよ
」娘は泣くだけ泣いたら
顔を上げた (^-^)
今日も ママの 家事が終わるのを
ソファーから 見つめてる チロル
これから 共に過ごしてく日常は
藤瀬さんにとっても
チロルにとっても
きっと
愛が溢れた
かけがえのない 日々になる
藤瀬さん これからも
よろしくね♪(*^ ・^)ノ⌒☆