ボロボロにされて捨てられた


レン




他の犬たちと ケンカすることなく

誰に対してもフレンドリー



特に  娘にベッタリで

控えめに後ろで
抱っこの 順番を待ってる姿が

けなげで、、、切なくて、、、




この子は、この子だけを可愛がってくれる

家庭で 余生を過ごさせたい、、



そう思い

4年前に 劣悪ブリーダーから

ボロボロの状態で犬を引取り

惜しみ無い愛情で

ピカピカの愛され犬へと変身させ

現在も溺愛してくれてる里親さんに


この子の余生を頼めないか、聞いてみた




常に2匹飼いをしていて

数ヵ月前に、1匹を急性心不全による

突然死で亡くしてから

立ち直れずにいた彼女、、、


その子は近所で外に繋がれたまま

瀕死の状態だった老犬で

保護した時には既に

心臓は悪かった…


薬を服用させながら、発作が起きる事もなく


数年間 元気に過ごしていた


、、、が、ある朝

その子は 寝たまま起きなかった




それから、数ヵ月たち


自宅の、いつものベッドで眠るように

亡くなったその子を忘れる事はできないけど

最後まで側に居れたことを感謝し


また、行き場のない子を、と前を向き

そして、私に電話してきてくれたのだ。



私は、おそらく 看取りになるだろう

レンのことを  彼女に話した




彼女は   酷い飼い主がいる!と怒り


そして、


「私が その子を引き取るから

さくら(先住犬)と一緒にいっぱい

可愛がるから!」と。。。




どこに行くにも一緒



例え自分は食べなくても

犬たちには、美味しいものをたくさん

食べさせたい


自分は美容院に行かなくても

犬たちはきちんとトリミングに出す


高額な医療費はかけてあげられないけど

寿命を全うするそのときまで

たくさんの愛情をかけて

幸せにする自信がある



彼女は  そんな人だ



連れていく日程を調整しましょう!


2日前、そう話して 私は嬉しくて


レンを抱き締めた



良かったね~ラブレン

もう寂しくないよ

ずーっと、お母さんに甘えられるよ~きらキラキラ




娘も喜んだ





昨日は、台風に備えて


1日家で うちの回りのガラクタが

飛ばされないよう


あれこれ やってたが。。。



雨風もないし。。。


「みんなで、散歩に行こう~ニコニコ」って


娘と息子を誘い お散歩へチュー






走りたい ハナは、息子が担当




マイペースにのんびり歩くチャコと


あちこち寄道する スズは私がハート





ゆっくり、ゆっくり


後ろからついてくるのは

娘と レン






フィラリア強陽性


本当なら散歩も禁止で

ベッドで安静にしてないといけない



。。。だけど




のんびりだけど

本当に嬉しそうに歩く レンを見ながら

私も娘も、すごく 嬉しかった



皆の歩くペースにはついていけないけど


それでも、本当に 楽しそうに


ピョンピョン弾むように歩く姿が


【生きてる今】を感じさせてくれた


レン   楽しいね~



レン   風が気持ちいいね~


娘とレンは おしゃべりしながら

私たちの後ろを歩き


200mくらい歩いたところで


少し疲れたレンを 娘は抱いて散歩らぶ②








また、涼しい日は

こうしてお散歩に行こうねおねがい



そして。。。



昨夜   遅くに、、、、


発作が起きた



激しい 発作が立て続けに何度も


息が出来なくなり


意識を失いかけた


目はうつろになり

倒れこんだ




私は  レンを抱き上げ

体をさすり



何度も   何度も  名前を呼んだ


娘たちも心配そうに見守っていた




かろうじて 発作が治まり


意識も 戻った


。。。が、



発作は その後も頻繁におきた



その度に苦しそうにしているレンを


抱き締めることしか

できなかった




発作が鎮まると レンは


私や娘を見上げ 尻尾をふってくれた




その姿に  私は  涙がとまらなかった




以前、センターから保護された老犬が

急性フィラリア症になり

緊急オペをしたが、

そのまま病院で亡くなった




私は、レンを 病院で死なせたくない


おそらく、この子の心臓は

手術には耐えられない



手術をしても、フィラリア虫に

食い荒らされた心臓は戻らない



ほんの少しの延命のために

キツい手術をして【カケ】にでる気は

なかった



その後、夜中遅くに


嘔吐と、血尿、、、




私は仕事が休めないけど


娘と息子は学校が休みで 家にいるから


私は 娘たちに 話をした



レンは 酷い病気に犯されている


元の飼い主のせいで 防げる病気に感染し


おそらく、レンは もう長くは生きられない



もしかしたら、私が仕事に行ってる間に

また、酷い発作で倒れるかもしれない


そのときは、側で 撫でてあげてほしい



そして、もし、私が帰宅して

あまりにも酷い状態で苦しみ

のたうち回るような状態になったりしたら



私は、病院で

この子を眠らせる選択をすること



涙声になるのを 必死で抑えて


私は


子供たちに話した


娘と息子は 静かに話を聞き

レンを抱き


元の飼い主が憎いと 下を向いた








トイレは完璧にシーツに行ってたレン


シーツに行くのもキツいのだろう


今朝は

ベッドで寝たまま オシッコをしていた



レン、気持ちが悪かったね~

キレイにしようね~


洗いたてのフワフワのベッドに代え

レンを寝かせる



レン、仕事に行ってくるよ



夕方には帰るからね


またね





心配でたまらないけど…

娘たちに、レンをお願いし


私は出勤した




【保健所で 死なせたくない】


その思いから 私は犬をセンターから


引き取っている




どんな病気があるのか


引き出してみないと 分からないけど、


どの子を保護する時も


「もしも、里子に出なければ


       最後まで 側にいる」


その覚悟で引き出している




特に老犬や、障害を持っている子は


センターの冷たい床の上で


もしくは


処分器で苦しみ 殺されるくらいなら



つきっきりのお世話や、贅沢は


させてあげられないけど



せめて、 家の ベッドで……と 思う




「そんな子を引き取って


どうするんだ?!」って 言う人もいる



どうする?



そんなこと、考えない




ただ、目の前の命に…


助けたくても 救えない

たくさんの命の中で…


縁があって 私たちの元へ

来てくれた子達に


最後まで責任を持ちたい



ただ、、、それだけだ




看取りたくて こんなことしてるんぢゃない




無事に幸せを掴み卒業してくれるのが


私たちの 幸せ




どんなに健康で


どんなに利口で


まだ生きていたいと願っても



簡単に殺されていく 犬や猫たち



その中で  ほんの一握りしか


私たちは、手をさしのべられないから…





レン

幸せな時間が 待っていた


穏やかに、愛される日々を過ごさせて

あげられるはずだった


順番なんて、待たなくても


ずーっと、お母さんや、お父さんの膝を


占領できる 、、そんな生活が


すぐそこに 見えてたのに、、、








数ヵ月前に、先住犬を1匹突然死で


失い、やっと立ち直った里親さまに


この状態のまま


レンを お願いするとこは



できない、、、





里親さまも 守りたいし




レン自身も、この状態で環境が変わるのは


ストレスになるだろうから、、、





レンとの時間は  もう、、、

あまり残されていない気がする



今の状態を 楽にする 薬を使いながら

この子が、精一杯生きてく 時間を

大切にしたい




小さな子犬のお世話をしていた

母性愛溢れる レン






どうか、この子が


苦しまないように。。。




もう これ以上


この子が、辛い思いをしなくて良いように



それが

今の  私の【 祈り】。。。







※フィラリアは  予防出来る病気です

毎月 一度、薬を服用させるだけです

そんなに高価な薬ではありません

それを 怠るようなら、犬を飼うべきでは

ありません



どうか、お願いします

どんな状況であっても 信じて笑顔を向けてくれる


この小さな家族を 守ってあげて下さい


フィラリア予防薬を忘れていませんか?

蚊が居なくなるまで確実に飲ませるだけで

この 恐ろしい病気から

守ってあげられます


こんな苦しい思いを  させないで…


「病気になったら それが寿命」なんて

諦めないで



フィラリアは  確実に防げる病気です!