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「おーい、想太ぁ!一緒に昼飯食おうぜ!」
いま、ちょうど四時間目終了のチャイムが鳴り終わったところだった。友達の大樹がおれをお昼に誘いに来た。
「今いくー」
教室のドアの方から「早くしろー!!教科書は椅子の上においていけ!」と声が聞こえてくるが、気にしない。机の中の整理まで終えて、ぬいぐるみを忘れず持っていく。
「おせーよ!」
「ごめんごめん。いつも待っててくれてありがと。んじゃ、昼飯行こう」
いつもの、屋上でのお昼。
それが、
おれの平穏な学園生活をかき乱すなんて思ってもみなかった。
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「......よっこらせっ、っと。毎回ここで弁当を落としてしまわないかヒヤヒヤするな」
「......っ、あれ?」
「ん?何かあったか?」
「いや......屋上って、立入禁止のはずだったよね?」
「そうだけど。まぁ、バレなきゃ問題ないっしょ。ってか想太と屋上で昼飯食うの、これが初めてじゃないだろ?」
「そういうことじゃなくて......ほら、あそこに誰かいる」
「? あ、ほんとだ。女子っぽいな」
「おれら以外に誰かいたこと、今までになかったよね?」
「まぁ、あのコも気分転換に屋上で昼飯が食いたかったんだろ。それにしても、あのたっかい柵を越えてこれるのもすげーな。俺らもはやく食わないと、五時間目に遅れるぞ!」
大樹の言う通り、今日はおれが準備するのにだいぶ時間がかかってしまったため、五時間目が始まるまであと20分しかなかった。やべっ、こんなこと説明している時間なんかない! いそいで口の中に放り込めーーー!!
「「モグモグモグモグカミカミカミゴクゴクッカミカミモグカミゴクンッ!」」
「ゲフッ、なんとか飲み込めた......。想太、授業まであと2分だぞ!」
「た、大樹...おれまだ食べ終わってない......(泣) 先もどってて!!」
「はぁ?!もう弁当しまえよ! しょうがない、弁当箱以外のもの、持って帰っといてやる! えーと、ペットボトル麦茶に、寒かったとき用のブレザーに、、、え、ぬいぐるみ?しかも可愛いクマちゃんのやつ?! どー考えても昼飯に必要ないだろ!なんでこんなもの持って来てんだよ!! ま、全部ロッカーん中突っ込んどくからな!」
「あ、ぬいぐるみはおいてって!」
「りょ。お前が授業に遅れることは言っておくから、もうゆっくり飯食ってろ〜」
可愛いクマちゃんのぬいぐるみで悪かったな!!
大樹のほうを見ると、柵を越えるのに苦戦している様子。五時間目はおれには得意じゃない体育だし、ここでゆっくりさせていただくとしよう〜。ところで、今日は屋上にはおれと大樹だけじゃなかったな。あの女の子、気になるな。まだいるかな?
キョロッキョロッ
あ、まだいる。あのコも五時間目サボりたくてゆっくりしてるのかな。うぇーい、仲間だ!
ところで何年生なんだろう。リボンの色で見分けられるはず......おれの裸眼視力:右A、左Cを駆使して、あのコの首元に目を凝らす。
(うー、おろした髪に隠れて見えないな......)
「、?」
わわわわっ、集中して見てたら、目が合ってしまったっ! しかも可愛く小首をかしげてやがるぜ!! ど、どうしよう......近くに行って、「何年生なのか見てみようとしてただけです」って説明しようか?! でもそれだと言い訳に聞こえてしまうっ。JKをまじまじと見ていたことに変わりはないし......。こういうとき、女の子に耐性がついてたらな......まぁ、非モテだから仕方がない......。
せめて、明るい大樹と一緒だったら。バスケ部で気さくで話しやすくて、爽やかな笑顔がかっこいい。こんなおれとは正反対。なんでおれなんかを昼飯に誘ってくれるか、不思議になってきた。大樹に釣り合う陽キャな人だって、そこら中にいるはずなのに。
どうしても、BL展開......wwwwwwwww