行きたいところへ飛んでいく

はっぱです


先日、実家の祖母が特別養護老人ホームへお引越ししました


98歳


目がほとんど見えず、自分がどこにいるかわからなくなってしまったりする認知症、そして歩けるけれどもやっと立ち上がれる足腰


これまで祖母と同居している私の両親が2人で面倒を見ていました


土曜に息子の運動会、義理父が泊まり帰られた後の日曜日、実家まで約2時間かかるので日帰りは普段しないけれど、昼から息子と行ってきました


ホームに入ったら、きっと私の事を忘れてしまうから




私は三世帯で住んでいて、おばあちゃんがよくおやつを作ってくれました


上新粉で作るひねり餅というのがあって、ひねった形の餅を蒸し、砂糖をつけて食べるのですが、それを引っ越し前におばあちゃんに食べてもらいたいと思いました


ひねり方や蒸す時間など両親に聞きながら作り、おばあちゃんは「久しぶりに食べておいしい」と言ってくれました


この餅はおばあちゃんの実家(お寺)で餅や団子を作る日があり、その日に作っていたそう


嫁いでからは、大工だった亡きおじいちゃんの休憩時に他の職人さんたちの分も作って食べてもらっていたようです


その話を聴きながら、

「小学生の頃おやつによく作ってくれてありがとう」と伝えることができました


息子もおばあちゃんと手を繋ぎながら、「いい子だね、手もこんなに大きくなって」「うん」と恥ずかしがらずにしっかり受け応えしてくれて嬉しかった


おばあちゃんはこの日も「目が見えなくて何にもできない」と言っていましたが、「もう98歳、若い頃たくさん家事育児してきたから十分だよ。これからは美味しいものを食べて穏やかに毎日過ごせるといいね」と声をかけました


いつも大体納得しない雰囲気だったけど、この日は「そうだねえ」と素直な返事がありました


1年弱前から父から話を聴いていましたが、自宅介護は家族全体でメンタルを保つのがとても難しいです


これからホームで過ごし、身体的にも精神的にもおばあちゃんが穏やかに過ごせるようお仏壇にお供えをしてご先祖様にもお願いしました


帰りは寝てしまった25kgの息子をおんぶしてハードだったけど、おばあちゃんに会えてよかった


行かせてくれた周りのみんなへ感謝です♡

そして行きたいという心の声に従って行動を起こせた自分が嬉しい♡