今日は七夕さまですね。
七夕の思い出があります。
子どもの頃、祖母がいつも近所の竹藪から竹を貰って来て、氏神様のいる北側の縁側に竹を立てて、家族中で短冊に願いを書いて笹に結んだ。
昭和40~50年代の話。
昔の家に7~8人が一緒に住んでいて(叔母や、通いの子守りの姉さん等もいた)、それぞれが『織姫様』『彦星様』なんて書いた。
そして、七夕が終わると
近くの利根川に竹を流した。
帰って来て、スイカやトウモロコシを
食べて、扇風機の風の中で昼寝をしたのだ。
ある時から、私達が大きくなり、七夕に願いを書くのを恥ずかしく、嫌がる様になる。
ちょうど家業も忙しくなり、祖父も父も母も、七夕を祝う時間が無くなった。
すると祖母はひとりで『家族が幸せであります様に』『商売繁盛』等と何枚も何枚も書いて、ひとりで笹に結んでいた。
何年かひとりで。
そのうち、祖母は七夕に竹を立てるのをやめた。
『おっくうになったんだ』と言っていたけれど。短冊に願いを書いてあげれば良かったな、今、そう思います。
ほんの、少しだけ、時間を
費やすだけだったのにね。
今、ようやく解ります。
本当に、豊かな時間をありがとう。
おばあちゃん、そちらでは天の川がよく見えますか?
