本当に伝えたいことは② | 島村寺子屋まなび塾&ハポス治療院  公式ブログ

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国家資格の柔道整復師であり、心とからだのセラピスト歴28年のハポス田島があなたのつらい痛みを一緒に治して行きます。

あなたのその繰り返す痛みと辛さは???
自分自身に向き合う方法を、一緒に考えて行きましょう。

デイサービス時代(5年前)の話。
ハポス田島が書いた記事です(*^^*)

相手が言っている言葉と、本当に伝えたいことは果たして同じなのでしょうか?
是非、読んでみて下さいね!
↓  ↓  ↓

【とても勉強になった利用者さん】その2

『眼鏡が~・・』

の元学校の先生をされていた利用者さんがうちのデイサービスを利用して下さる事にまりした

性格は几帳面で真面目❗

「眼鏡が~・・」

の意味を良く良く聞いていると

これも毎日根気良く【3時間~5時間】

を続けて3カ月位聞いていてようやく意味が解ったのですが

「私の視力に今かけている眼鏡が合わないので何とかなりませんか?」

と言い続けていたんです

たかがこれだけの事になんで3カ月もかかるのか?

と言うと

認知が酷くなると話しが途中で脱線してしまうんです

良い所まできたな~❗

と思うとまた

「眼鏡が~・・」

の部分の話しに戻ってしまうのでなかなか話しが前に進まないんです

でも本人は至って真面目に

「眼鏡が~・・」と訴えているんですね

ましてや性格は超超真面目な訳ですから

本人からしたら一大事なんですね

この方、本当に良い方で

僕がお会いしたすべての人の中で

トップ3の入る位性格の良い方でした

どう言う方かと言うと

人に対する思い遣りが半端じゃない

物凄く優しいんです

お茶をお出しすると

「私より先にあの方に差し上げて下さい」

だとか

足の悪い方がいると絶対に支えてあげる

この方の人柄で一番勉強になったのは

絶対に人の悪口は言わない

口から出る言葉は前向きな事しか言わなくて

スタッフや僕に対してとても配慮してくれる

こんな人って世の中にいるんだ~✨



会う度にビックリしました

それも女でひとつで

娘さん二人を大学に【超一流】に出してるんです

認知になった理由は

娘さん二人がお嫁に行ってしまい

一人暮らしになって

町内のボランティアやら婦人会やらの役員で

引っ張りだこだったのが年令と共にだんだん

声が掛からなくなって来て

「私って必要とされていないのかな~・・」

と言う寂しい気持ちでしょうね



話しを元に戻します

どうやって「眼鏡が~・・」

を治したかと言うと

合う眼鏡は無いか?



色んな眼鏡をかけて頂きました

私設内にある全ての老眼鏡や利用者さんがかけている眼鏡をお借りして

とにかく有るだけの眼鏡をかけて試して頂きした

もし合う眼鏡があったら自腹で買ってあげようと思っていましたから

でもどれも合わないんです



ここからまた何ヵ月も話しを聞いていました

そうしたある日

なぜ「眼鏡が~・・」

と言うのか?の理由が解ったのです

その理由とは

「白内障の手術をしたから眼が良くなってしま  い今かけている眼鏡が合わなくなってしまっ  た・・」



ただこれだけの理由でした

でも本人は眼鏡の話しになると眼鏡が合わない事がパニックになってしまうんですね

なので僕は

「先生は白内障の手術したんですよね」

「眼が良くなったからいつもの眼鏡が合わくなってし まったんですよ」

「だから新しく作った眼鏡をかけてみましょう」

と何度も何度も丁寧に説明したんですね

そうしたら本人は安心して

全く「眼鏡が~・・」

と言わなくなったんです

でもその方

眼鏡が合わなくて大変な中

一生懸命ほかの方に気を使っていたんですね

「眼鏡が~・・」を一言も言わなくなったので

ご家族からとても喜ばれました

この方との時間は僕にとって

本当に良い思い出です