小学校1年に入る前に新しい家に帰ってきた。同じ土地ではあったが、今度の家は2階建てではなく平屋であった。その隣に工場がついていた。実は小学校3年までこの家で過ごしたのだが、殆ど覚えていない。

火事の前に一度、泥棒に入られて、夜中にトイレに行くときに、廊下から裏庭が見えるが、その時に泥棒の顔がガラス越しに見え、目と目が合ったので“泥棒”と叫んだのを覚えているが、泥棒は裏庭から工場を通って逃げて行ったと思われる。新しい家が建った時には、父親は下駄工場を止めて、新しい仕事をやり出していた。家から歩いて10分位の所に(7番町という所)土地を買って、パチンコ店を始めていた。それから間もなく、2店目のパチンコ店を6番町という場所でオープンした。父は、6番町にあったパチンコ屋さんを、私の叔父さん(火事の時にタンスを運び出した叔父さん)に任せていた。