私は痛さの為、泣きじゃくりながら両手で足の甲を力一杯押さえたが、血は

指の間からなおも流れ出していた。私はただ泣き続けた。やがて、叔母さんが

帰って来て、土間にうずくまっている私を見つけた。叔母さんは駆け寄って

きて、怪我をしている私を見て直ぐ応急処置をして、病院に連れて行く用意を

し出した。私の足首と足の甲を布でしっかり押さえ、紐できつく結びつけた。

すぐさま、叔母さんは私を背中におぶって、バスの停留所に向かった。当時、

私がいた田舎から町まで出るバスは、午前中2本、午後2本位しか出ていなかった。しかし、何と幸運にも停留所で少し待っただけで、バスに乗ることが出来た