カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
前回は「3の法則」についてお話をしました。
参照:
https://ameblo.jp/hapitt/entry-12626303672.html
これは子ども自身が考える力を伸ばすため、選択する力を伸ばすためにはとても重要な視点です。
ポイントは、
〇選択肢は3つ用意する
(難しかったら2つからでもOK)
〇期限を設ける。3時間、3日、3週間、3ヶ月など。
ただ、この辺りは子どもの状況によって、大きく変わることもあるんで、不安な場合はぜひ専門家に聞いてみてくださいね。
お話を聞いて、お母さん、お父さん、先生方の中でイメージが持てたらOKです。
メルマガではブログでは書けない不登校・引きこもりの情報をいち早くGETできます!
さて、今回は不登校の子、引きこもりの子が社会復帰したときに、「どこまでがんばれそうか?」ということを見極めるポイントについてお話をしたいと思います。
この時に、3の法則は有効活用できます。
例えば、私は引きこもりの就労支援をする際に、「最初は2~3日から」とお願いする場合があります。
なぜかというと、まずは週3日のアルバイトの様子を見て、頑張れるかどうかを確かめることが目的です。
週3日が大丈夫であれば、4日、5日とフルタイムを目指し、フルタイムに行けたら、3週間は様子を見ます。
3週間たって「しんどいかどうか、疲れていないか?」と聞きます。
「疲れている」と言えば、上手な休み方や手の抜き方、考え方を一緒に考えます。
もし、「大丈夫」と答えれば、もうしばらく様子を見ます。
そして3か月後になって再度様子を聞きます。
不登校のお子さんが適応指導教室や学校、フリースクールに行った時も、まずは3日目までは注意です。
問題がなければ、しばらくして3週間後、3か月後と様子を見ていきます。
この3の法則を知らないでいると、「行った!やったー!」と手放しで喜んだために、後で不登校や引きこもりが、ぶり返してしまったという子もいます。
また、お母さんも「大丈夫かどうか・・・」とずっと不安を抱え続けてしまいます。
この3の法則で、まずは3日、3週間、3ヶ月・・・3という数字を区切りにして、見直してみたり、方向性を考え直すタイミングに使っていただけると見通しを持った支援ができるようになってきます。
と、今回はなんだかノウハウ的な話になってしまいました・・・。
最後にもう一つお伝えしたいのは、社会復帰を始めたばかりのお子さんの心理状態として「怖い」「不安」ということです。
不登校や引きこもりの心の癖はなかなか変えることは出来ません。
外に出ることが怖い中で、一生懸命頑張っている心理状態があります。
だからこそ、子ども自身がその頑張りを応援していく、見守ることが支援者にとっては必要な姿勢だと思っています。
そして、無理だと思ったときに、どのタイミングで手を出すか。
そこをどう見極めるかが、親や支援者にとってもっとも重要なスキルではないかと思うのです。
今日はここまでです。
また、お会いしましょう。
↑好評のカウンセリング講座です。カウンセリングの基礎から応用、実践スキルまで学ぶことができます。
カウンセリングのスキルや人間関係や不登校支援にも役立ちます。
子どものことを理解するスキルを身に着けませんか?
選択理論心理学会 神戸支部研究会
書籍のご案内
子どもが学校に行けない理由がわかるようになる本です。
「不登校はチャンス~生きる力を育てるために親ができること~」
また、カウンセリングも随時受付中です。
↑無料でできるプチカウンセリングです。
お悩みの項目にクリックして送信すると、
お子さんの状態に即した対応法が手に入ります。
カウンセリングルームはぴっとでは、不登校や引きこもりに特化したカウンセリングを行っております。
また、お問合せはこちらからできます。





