こんにちは。

 

カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。

 

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今回は「共感的理解」についてお話をしたいと思います。

 



 

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カウンセリング領域では「共感的理解」で有名な人と言えばロジャーズです。


しかし、「共感」という言葉の歴史は古く、すでにフロイトが提唱しています。


そんな「共感」ですが、カウンセリング用語の中でも誤解されやすい専門用語で派内顔思われます。

(最も多くの専門用語は誤解されて使われていますが)


「共感」とは一言でいえば、クライエントと同じように感じている状態です。


5回目でお伝えした「見立てのソフトな面」ができるようになるには、この「共感」の能力がかなり必要となります。



この共感ですが、2種類あると思っています。

ちなみにこれは私の造語なので、どっかの本に書いているものではありません。

それを承知の上で下記を読んでいただければと思います。


一つは「頭で考える共感」です。


例えば、学校ではいじめられて無視をされて、家でもお母さんから虐待をされている子がいるとします。体には傷を受け、友達もいなく、よく廊下で一人ぽつんとしていることが多いと学校の先生も言っています。


そういう経緯を聞いて、その子を取り巻く状況をイメージすると、すごく痛々しい感じがしますし、この子はどんだけ苦しかったんだろうかという気持ちが浮かんできます。


簡単に言えば、話を聞いて情景をイメージして沸き起こるような感覚です。



2つ目は「心で感じる共感」です。

その話を聞いていると、「痛々しい」や「苦しい」だけではなんかその子の気持ちが言い表せないような感覚を覚えます。


そしてしばらくいろいろとこの感覚に合う言葉を探していくと、「さみしい」という言葉がすごくフィットしてきます。


このやり方はフォーカシングによるものですが、なんというか自分に沸き上がった感覚に名前を付けていくことで、自分がどういう気持ちでいるのかを把握する方法です。



こんなことがありました。


旦那さんがお金を持ち逃げして逃亡してしまい、困り果てた奥さんがカウンセリングを受けました。奥さんは淡々と旦那さんが逃げ出した経緯を話します。


しかし、本当に淡々としていて、そんなに困っているようには見えません。


頭だけの共感でしたら、「この人は困っているようには見えないんだけど、なんでここに来たんだろうなあ」とか考えます。


しかし、もう一方で、なんか「さみしい」「苦しい」「もう嫌だ」という感覚が湧いてきます。



そこで私は「話を聞いていてすごく苦しい感じがして、もう嫌だ。と投げ出したくなる気持ちが出てくるんです」と伝えると、その人はそこで初めてボロボロと涙を流し始めました。


やっと「ここまで頑張ってきて自分がどれだけ苦しかったか」を言えるようになったのです。



昔、ある先生に言われましたが、私はこの「心で伝わる共感」の感度が人より強いみたいです。


なので、このやり方が多くの人ができるかどうかはわかりませんが、カウンセリングとはカウンセラーの五感の全てを使って聴くものであるとだけは言えます。


最初は難しいかもしれませんが、五感の全てを使うようにして聞いていくことで、次第に共感する力が上がっていくと思いますよ。


今回はここまでです。


次回で最後ですね。

最後はどんな話になるか。


どうぞ楽しみにしてください。



 

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