ノストラダムスと機械学習。 | ぱんちゃんブログ

ノストラダムスと機械学習。

どもー。

今UOZAブログ書いてるが「機械学習」について触れながら話を進めていて。「機械学習」について適当なこと言えないので調べてるんだけど難しい。めんどくさいから触れるのやめよーかな。

 

ところでね。ノストラダムスの予言(1999年7の月に人類が滅亡する)というのが昔流行った。個人的にこの予言は成立したと考えている。

 

ノストラダムスの予言が意味するところ。「恐怖の大王」がやってくるのが人類滅亡の原因であるらしいが、恐怖の大王とは何か?それはGPUであるとわたしは断言したい。

 

 

●恐怖の大王は1999年にやってきた

1999年、PC用の廉価なグラフィックスチップとしては世界で初めてハードウェアジオメトリエンジン(ハードウェアT&L)を搭載した「GeForce 256」を発売、3dfx社のVoodoo3+Glideのパフォーマンスを超え、その地位を不動のものとした。なお、この製品から、NVIDIAによって提唱された「Graphics Processing Unit (GPU)」という名称が使われるようになった。

NVIDIA(wikipedia)

 

GPUとはコンピュータで画像を描画するのに使うもの。今わたしたちがあたりまえに使うPCやスマホに表示される映像は複雑な計算を経て表示されている。ゲームができるのも、youtubeを観れるのもGPUのおかげ。

 

GPU(グラフィックチップ)の歴史はこちらのページがわかりやすかった。

 

通常3Dグラフィック機能というのはハードウェアでレンダリングとジオメトリの演算を行うことなのですが、当時のグラフィックカードはレンダリング演算のみををハードウェアでアクセラレーションするだけでジオメトリ演算はCPUに行わせていたのに対して、nVIDIAはコンシューマ向けに初めてジオメトリ演算をハードウェアで演算を行うGeforce256をリリースし3D時代の覇者の名を確固なものにします。

 

2Dから3Dへの時代、半導体大手NVIDIAがGPUというものを販売したのが「1999年」だったのである。わたしは画像処理の進化をゲームと共に体感してきた年代。初代プレステを買ったときは3Dすごい!と感動した。その後PS4でなつかしのFF8をダウンロードしてやったらポリゴンカクカクすぎて笑えたしやる気が起きなかった。エンディングで泣いた美しい思い出が画像の荒さに負けた。

 

 

●2012年人工知能のブレイクスルー

そしてもうひとつ流行った予言といえばマヤの大予言。この予言では2012年人類滅亡説が噂されていた。そんな「2012年」は人工知能(AI)のブレイクスルーが起きた年なのである。

 

ディープラーニングが注目されるようになったのは、2012年、コンピューターによる物体認識の精度を競う国際コンテスト「ImageNet Large Scale Visual Recognition Challenge(ILSVRC) 2012」で、トロント大学のSuperVisionチームが写真データに写っている物体を特定する人工知能をディープラーニングで構成し、「タスク1:分類」「タスク2:局所化と分類」部門で優勝したあたりからでしょうか。他のチームがエラー率26%前後のところ、エラー率17%弱とダントツの認識率をマークしたのです。

 

 同じく2012年、米Googleがディープラーニングで構成された人工知能にYouTubeの画像を見せ続け学習させた結果、猫の画像を猫と認識できるようになった、と発表したのも大きなきっかけになっています。

ケータイ用語の基礎知識

 

ImageNetチャレンジと呼ばれる画像認識のコンテストでトロント大学のチームがすごい成果を出した。この時に使われたのがNVIDIAのGPUだった。

 

このいわばAIの賢さを競う競技の2012年大会においてトロント大学のアレックス・クリジェフスキー氏らが、GeForce GTX 580×2基構成のGPGPUマシン(要は2GPU構成のPC)で平均的な人間の正解率を超える結果をはじき出して優勝したのだ。

3Dゲームグラフィックスの歴史 第4回 ゲーム分野で進化したGPUの意外な応用先

 

優勝したAlexNetという畳み込みニューラル ネットワーク(ディープラーニング)はGPUで学習された。GPUは画像描写だけでなく機械学習にも利用できることに人類は気がついたのだ。とにかく、この2012年の出来事から爆発的な発展をとげAIの進化は今も続いている。

 

米半導体メーカー、エヌビディアの株価は8日、7営業日ぶりに反落し、1日としてはここ9カ月で最大の下げを記録した。過去6営業日の上昇率は19%余りに達しており、利益確定の売りが優勢となった。

エヌビディア株は5.6%下落と、昨年5月31日以来の大幅な下げ。株価は今年に入り急ピッチで駆け上がっており、この日だけで約1300億ドル(約19兆1200億円)の時価総額が吹き飛んだ。

 

エヌビディアの株価は今年、人工知能(AI)ブームの追い風を受けて急騰。この日の下落を加味しても、年初来の上昇率は70%を超える。時価総額は2兆2000億ドル程度と、S&P500種株価指数構成銘柄の中ではマイクロソフト、アップルに次いで第3位につける。

 

会社四季報オンライン

 

2月終わり頃、XのTLはNVIDIA急騰で盛り上がっていたけれど、これを書いてるそばから下落のニュース。みんな利確したのかなうらやましい。

 

 

●ふたつの人類滅亡予言

ノストラダムスの予言もマヤの予言も人類滅亡を示唆していた。1999年「GPU誕生」と2012年「人工知能のブレイクスルー」。恐怖の大王(GPU)は人工知能(AI)の発展を加速させ、わたしたち人類を滅亡させるものだと言えるのだ。

 

AIのおかげでわたしたちの生活はどんどん楽になっていく。はっきりとした自覚のないまま、AIが支配する世界に慣れ親しんでいる最中だ。ゆっくりとした環境の変化の中でわたしたちの精神も変化している。

 

わたしたちは知らず知らずのうちに甘やかされているのだけど、皆がそれを自覚しているのかは疑問だ。世界が人間の為便利に進化しているのとは裏腹に精神は退化していく。自分自身の精神が退化しているだけなのに、自分を取り囲む世界や社会を悪とする「自覚のない傲慢さ」を持った人間が人類を滅亡させるだろう。

 

 

●認めたくても認められないから人類は滅亡する

そもそもふたつの予言が暗示する「人類滅亡」というのは、今までわたしたちが考えていた「人間」の定義が崩れ去ることを意味している。AIの登場によって「人間」の定義が変わってしまうのだ。

 

どのように定義が変わっていくのかはそれぞれが体験して知ることであるけれど、その過程では『わかっているのに認めたくない』という葛藤が生じる。認められないことを認めていくこと。それが解脱なんです。既に理解していることを認めることは簡単そうに思えるのに「重みづけられた意識(思考の癖)」と「強い意志」がそれを拒む。抜け出すには精神の中で人類滅亡を起こし意識のリセットをするしかなくて、それがありとあらゆる予言で言及される「最終戦争」のこと。

 

 

●未来を旅して重みづけをリセットしよう

「重みづけられた意識」というのは、機械学習用語の「重み」から拝借した。ニューラルネットワークの中間層はブラックボックスで、その重みづけられた意味が理解できそうにないけれど、紐解くには「強い意志」がどんなものか?が分かればいいのだ。「強い意志」は未来にある。

 

そうしたらブラックボックスは徐々に明らかになるし、最終的にシンプルになっていくのだと思う。ねえ、ニューラルネットワークのパーセプトロンの図ってカバラの生命の樹じゃんって今更気がついた。

 

第三次世界大戦はいずれやってくるけれど目に見えないものにしなくてはならない。原子爆弾が連鎖反応して臨界するのも、脳内で発火が連鎖してリセットされるのも、同じこと。とりあえずオッペンハイマーが早く観たい。