【12/16の巻】

 

万病に効く薬

 

そんな物が世の中にあるのかな?

 

なんて思ってしまうが、、、

 

私はあると思う♪

 

 

どこに?

 

いくら払えば手に入る?

 

そんな物、あるわけないじゃん

 

 

色々と思う所はあると思うけど、

 

タダで☆

 

あなたのすぐそばにもたくさんある♪

 

 

そんな訳ないじゃん!

 

 

そんな物私は持っていないし

 

見てもいない!

 

 

そうあなたは言うかもしれない

 

 

だけど確かにある

 

あなたも確実に持っている

 

誰もが生まれながらに持っているもの

 

それは・・・

 

 

笑う事だ

 

笑顔でいること♪

 

これが何よりも代えがたい

 

副作用もない

 

今この瞬間からあなた自身に与えられる

 

”一番の薬”

 

である☆

 

 

そして、あなたが笑う事により

 

周りの人も笑顔になり

 

周りの人にも薬が配られる

 

 

・・・すべてがタダであり

 

あなたもすでに持っている

 

 

そして、あなたは同時に毒も持っている

 

 

自分と周りの人間を

 

じわじわと蝕む毒を

 

 

つまらなことを口走り

 

不平不満を口にし

 

人の悪口を言い触らし

 

 

自分から

 

周りの人から

 

笑顔を奪っていく

 

 

あなたは人に薬を与えているだろうか?

 

自分に薬を与えているだろうか?

 

 

それとも、人に毒を与えているだろうか?

 

自分に毒を与えているだろうか?

 

 

あなたが今

 

にっこりと笑うだけで

 

あなたの心に明るい灯がともり

 

 

目の前にいる人の心にも

 

明るい灯がともる

 

 

そしてその笑顔を見たあなたの心にも

 

また明るい灯がともる♪

 

 

あなたは今日、どれだけ笑いましたか?

 

どれだけ笑顔でいれましたか?

 

 

今この瞬間から

 

笑ってみましょう☆

 

 

きっとあなたの心にも

 

小さな灯がともるはず♪

 

 

その明かりを次の誰かに渡すこと

 

それだけで幸せの火種は

 

たくさんの人に繋がっていく

 

 

まずはあなたから☆

 

 

私は、毒を与える人間ではなく

 

たくさんの人に薬を配る人になりたい♪

 

 

笑顔を奪う人間ではなく

 

笑顔を引き出せる人間に♪

 

何より自分が笑顔でいられるように♪

 

 

幸せな景色があなたにも見えますか?

 

 

きっと、あなたも

 

周りの人たちも

 

心からの笑顔で笑っているはず☆

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございます♪

 

皆様の人生が笑顔の華で彩られますように(*^ー^)ノ

 

 

 

 

 

 

【第十三話】

前回のあらすじ

ネルセンにまとわりつくなぞの白い生き物をポントと名付け、ヴァイトの里へと向かうご一行。果たしてその先に待つものは・・・

 

 どれだけ歩いたのだろうか? 森の中の道なき道を進むこと2日間。幸いなことにあれから近衛兵達とは出くわしていない。まあ、そうだろうな、こんな森の真っただ中。けもの道とはよく言ったもんだ。まっとうな人間であれば、誰もこんな森の奥地を歩こうだなんて思いもしないだろう。

 

「もうすぐだ。あと1時間もすれば里に着くだろう。」

 

 ヴァイトが皆を励ますかのように後ろを振り向いた。

 

「ぷあ~、まさか森の中をこんなに歩くことになるとは思いもしなかったな。」

 

 ネルセンが思わず本音を漏らす。

 

「それより大丈夫なの? ネルセン。」

 

「何が?」

 

「騎士団をこんなに離れちゃって。」

 

 ミンシアがネルセンを気遣うような視線を向ける。

 

「ああ、まあ・・・旅の途中だったし・・・大丈夫なんじゃない?」

 

「ひよっ子騎士様は何ともお気楽な身分ね。」

 

 ヒューラがいたずらな表情を浮かべながら肩をすくめてみせた。

 

「なんだと!」

 

「まあまあまあ。ヒューラも余計な事言わないで。」

 

「でも、本当のことだしー。」

 

「お前な。」

 

 ネルセンとヒューラがいがみ合う中、ふとヴァイトが足を止める。

 

「ひよっ子。」

 

「ヴァイトまで・・・」

 

「見えてきたぞ。あれが俺の里だ。」

 

 ヴァイトが森の中を指し示す。皆がその指し示した指の先に目を凝らす・・・が相変わらず代わり映えのしない森が続いている。

 

「・・・え? どこ?」

 

「相変わらず森・・・よね。」

 

「お邪魔しま~す。」

 

「ちょ、ミンシア。」

 

 ミンシアが足を踏み出そうとしたその時!

 トスッ!

 ミンシアの足元に矢が突き刺さった。

 

「わっ!」

 

 思わず尻もちをつくミンシア。

 

「これ以上進むなら、命はないと思え! 人間ども!」

 

 どこからか若々しく張りのある声が響いてくる。

 

「ちょっと! 何!?」

 

「大丈夫かミンシア?」

 

 ネルセンがミンシアをかばいつつ周りを警戒する。その横を通り過ぎて、ヴァイトが森に響き渡るように声を張り上げた。

 

「エリオス、俺だ。」

 

 その声に応えるように木の枝がガサガサと揺れ、1人の獣人族が地面に降り立った。

 

「ヴァイト! ヴァイトじゃないか!」

 

 エリオスと呼ばれたその青年は、ヴァイトの姿を見つけるなり、目をまん丸くして喜びの声を上げながら駆け寄り、ヴァイトの肩をバシバシと叩きまくっては、がっしりとその存在を確かめるかのように抱きしめた。

 

「しばらくぶりだな。皆はどうしている?」

 

「みんなは変わらず元気さ。ヴァイトが戻ってきたと知ったらみんな喜ぶぞ。・・・マーラも。ずっと心配していたんだからな。」

 

「すまん。迷惑をかけた。妹は元気か?」

 

「そりゃあもう・・・」

 

「あのー。」

 

 我慢できずにミンシアが声をかける。

 

「ああ、エリオス。紹介する。こいつらは旅の途中で出会った仲間だ。悪い奴らじゃない。訳あって里にかくまおうと思っている」

 

「ミンシアです。」

 

「ヒューラよ。」

 

「ネルセンと申します。」

 

「これは悪いことをした。私はヴァイトとは昔からの腐れ縁のエリオス。ヴァイトの友人は私の友人も同じ。歓迎するよ。我が友人たちよ。獣人族の里メンデルへようこそ。」

 

 笑顔で語りかけてくるエリオスと名乗る獣人族の青年に案内されて、僕達は獣人族の里メンデルへと足を踏み入れた。

 

 

 

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【第十二話】

 

前回のあらすじ

何者かの気配に様子を見に行くことになったネルセン。

見つけた人影は白骨死体だった。

思わず驚くネルセンに情けないと言い放つヒューラ。

ホッとしたのもつかの間、すぐそばでの獣の咆哮に腰を抜かす3人。

そこに現れたのはヴァイトだった。

お互いに自己紹介を済ます中、ヴァイトがこちらの様子をうかがう白い生き物に気が付く。

 

 

「すっかり忘れていたね」

 

「か、かわぅいい!」

 

 もう、女の子二人の心を鷲掴みにして離さないその白い生き物は、どうやらヴァイトを警戒しているようだった。

 

「ヴァイト、すまないけど私達から5mほど離れてくれないかしら?」

 

「取って食ったりしないから大丈夫だよ~、たぶん」

 

「ずいぶんと嫌われたもんですね」

 

 ポリポリとヴァイトが頭を掻く。

 

「名前を呼んでみたらどうですか?」

 

「え? 名前なんてあるの?」

 

「いや、よくわからないですけど」

 

「フランソワーズ」

 

 じっとこちらの様子をうかがっていた、白い生き物がサッと木の陰に隠れた。

 

「何ですかその名前?」

 

 ヒューラの頬が赤く染まる。

 

「い、いいでしょ別に! あんたが名前を呼んだらどうかって言ったんじゃない!」

「いや、そうですけど・・・ねえ」

 

 ネルセンがミンシアに目配せをすると、ミンシアもニヤニヤと笑みを浮かべて視線を返す。ヒューラの顔がさらに赤く染まった。

 

「いいからあんたも何か呼んでみなさいよ!」

 

「そう言われてもなぁ」

 

「マッシュルームポテトグラタン!」

 

 ミンシアの声が木々の間をこだまする中、白い生き物は全く木陰から顔を出さなくなってしまった。

 

「ミンシア・・・何? そのセンスの欠片もないネーミングは?」

 

「おいしそうだと思ったんだけどなぁ?」

 

「食べ物って・・・それ本気?」

 

「ポ、ポリュート」

 

 今まで黙っていたヴァイトがおもむろに口を開いた。みんなの視線が木陰へと集まる。

 白い生き物は、ちらりと顔を出したがすぐにまた引っ込んでしまった。

 

「ダメかー」

 

「何が気に入らないのかしら?」

 

 皆がちらっとネルセンに視線を向ける。

 

「えっ・・・えーっと・・・ポント・・・ポント」

 

「何それ? ダサいにもほどがあるでしょ」

 

「いいじゃん別に!」

 

 ネルセンとヒューラがやいのやいのとやり合っていると、おもむろに白い生き物が顔を出して、恐る恐るこちらに近づいてきた。

 

「おっ?」

 

「ポント!」

 

ネルセンがもう一度呼ぶと、ポントと呼ばれた白い生き物はネルセンに向かって駆け寄り。飛びついてきた白い生き物を思わずネルセンが両手で受けとめる。ネルセンの腕の中で白い生き物はキュウーと一声泣いた。

 

「どうやらポントで決まりの様だな」

 

「どうして? 私の方がセンスいいでしょ」

 

「ピンクペッパーペペロンチーノ!」

 

「諦めろミンシア。それにそんなに長い舌を噛みそうな名前は呼びにくくてかなわん」

 

「あうー」

 

「ポント! 今日からお前の名前はポントだ」

 

 ネルセンの両手に高々と掲げられたポントは、嬉しそうにキュウーとまた一声鳴いてみせた。

 

「ふん。早く行きましょ。面倒なことになる前に」

 

「こっちだ。案内する」

 

 先頭に立って進みだしたヴァイトの後に皆が付き従う。

 

「ポント」

 

 キョトンとその様子を見送っていたポントにネルセンが呼びかけると、ぴょこぴょこと跳ねながらネルセンの後をポントが追い始めた。薄っすらと霧が晴れ始めている。霧の晴れ間から差し込んでくる夕日の明かりが、僕達の行く末を明るく照らし出してくれているような。そんな気持ちに包まれながら、僕達はヴァイトが生まれ育った獣人族の里へとその歩みを進めたのだった。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございます♪

 

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