に麹をまぜ発酵させ練り上げたものが焼きまんじゅう
。小麦粉にどぶろくを入れ発酵させた生地を串にさして焼き、味噌だれなどをつけて焼いた酒まんじゅうの一種です。
どぶろくとは別名もろみ酒・濁酒・白馬といわれ米・麹・水を発酵させて濾す過程がないものを言います。
蒸し米と米麹をあわせそこに水を加えて酒母(アルコールを造る元になる酵母)を培養します。酒母は酒の元(酛(もと))になるものです。これを利用します。
饅頭は小麦粉に甘酒を発酵させてできた生地が原型になっているそうです。まんじゅうと言えば小麦粉を練った生地に小豆餡などを包んだものを想像しますが、甘酒を発酵させたものだったのですね!
饅頭が中国から伝わってきたのは室町時代。中国から饅頭(まんとう)や包子(ぱおず)が変化してきた和菓子です。日本の伝統的な和菓子には、饅頭や餅菓子・羊羹・最中・煎餅などがあり、米や小豆を使ったものが多いのも特徴です。
稲作が多いアジア地域に和菓子にお米が使われるのが多いのもこれに由来しているようです。
(稲作は世界でアジアが90%を占めます)
酒まんじゅうは群馬県に限らず日本各地でみられます。
身近にあるもので試行錯誤を繰り返しより良いものを作るという文化は古くから人々の生活の中に根付いている考え方なのですね!
焼きまんじゅうにも使われるお酒(酒の元(酛(もと)))の歴史を少しみていきましょう。
日本における酒の起源は古く定かな事はわかっていませんが、3世紀ころに書かれた「魏志倭人伝」には弥生時代の人々がすでに酒を飲んでいたという記述があるそうです。
2種類の酒が奈良時代の風土記には登場します。
1つは「口噛み酒」もう1つは麹カビを使った酒。
口噛み酒は醸す(かもす)の語源にもなっていて、米を噛んで口に含まれるアミラーゼ(デンプン分解酵素)で糖化させたものを甕(かめ)に吐き出しし空気中の天然酵母で発酵させたものです。
現在の日本酒に通じるものは麹カビを使ったものが多いですね。
ご飯がぬれてカビが生えたものを酒造りに利用したをいう記録が残っています。
微生物の働きにはプロセスがありますが、いずれも偶発的に見つかったもので、またあまりものを捨てずに何かにつかえないかという精神を感じられますね。
小麦が栽培されている地域で、多くとれたお米の使い道とまた残ったものを大切に捨てないでおいておくという地域の特色を反映したものと言えるでしょう。