栃木県には那須高原をはじめ自然に囲まれた牧場が多くあります。ヨーグルトの原料である家畜の乳が豊富にあります。
ヨーグルトのような発酵乳製品は6000年~8000年ほど前にアジアの草原地帯で遊牧民が山羊の乳を利用したのが始まりです。動物の皮で作った容器に入れておいた乳が付着していた乳酸菌によって自然発酵したものがヨーグルト状になったのがはじまりと言われています。
遊牧民が暮らす中央アジアでは乾燥が強く腐敗菌が発生しなかったのも要因にあるようです。
その土地の風土にも大きく関係しています。
発酵は微生物のはたらきで有機物が分解され人にとって有益な物質を作りだす事となっていますが、発酵食品が作られる地域ではこれに当てはまる条件が偶然にも備わっていたということですね。
偶然から発見される事が多い発酵食品ですが、現代では微生物の働きが化学的に証明されています。
ヨーグルトが有名になったきっかけはロシアの微生物学者メチニコフが「ヨーグルト不老長寿説」を唱えたました。これが1900年前半に旅行先のブルガリアで長寿の人が多いなぜというところから発見されました。
ヨーグルトは世界中で注目され広まっていきました。
ヨーグルトをいくつか種類に分類すると、
●プレーンヨーグルト
●ハードヨーグルト
●ソフトヨーグルト
●ドリンクヨーグルト
●フローズンヨーグルト
以前日本に多かったのは発酵させたヨーグルトに寒天やゼラチンを加えて固めたものです。
よく聞くプレーンヨーグルトは容器に入れてから発酵させる後発酵、ソフトヨーグルトは容器に入れる前に発酵させる前発酵になります。ドリンクヨーグルトはその名の通り飲むヨーグルト。
フローズンヨーグルトはヨーグルトを固めてアイスクリームのようにしたもの。乳酸菌は凍らせると休眠状態になり死滅したわけではないためこれが溶けて温度が上がると再び乳酸菌は活動をはじめるのです。
海外での有名なヨーグルトは、
●ケフィア(東欧やロシア)
●クスミ(馬の乳を発酵させた馬乳酒、中央アジア)
●アイラグ(馬乳酒、モンゴル)
などがあります。
ヨーグルトは乳酸菌による乳酸発酵でたんぱく質が固まってできます。この乳酸菌には代表的な2つがあります。
サーモフィラス菌とブルガリア菌です。
市販のヨーグルトにはこの他に保険機能を高めるため、アシドフィルス菌(整腸作用や免疫力向上)やガゼリ菌(内臓脂肪・コレステロール低下)またビフィズス菌(腸内で乳酸や酢酸を作り悪玉菌繁殖を抑える)もあります。
糖類(乳糖は通常腸内の乳糖分解酵素ラクトースによってブドウ糖とガラクトースに分解されます)を分解して乳酸を作り出すものの総称が乳酸菌なのですね。
いくつかあげましたが、乳酸菌は数百種類もあると言われています。腸内環境を整えるのに良い食品と言えますね!