三重県もとりあげましたが、海のミルクともいわれる牡蠣は栄養価も高く人気があります。
牡蠣の養殖が始まったのは室町時代の1600年代に宮城県の松島湾の野々島という説が有力とされています。古い歴史があるのですね。
1800年天然のかきの収穫量が減り、養殖の技術が発展していく中で、広島の教師が宮城県へ技術指導をし導入を試みましたが定着しなかったという出来事もあるようです。
広島県では県章というシンボルのようなものがあり、魚の県章はカキになっています。生産量は多かったと言えるのかもしれません。
牡蠣の養殖の方法にはいくつか方法があり、
はじめは石蒔き法が使われていました。干潟に石を並べそこに天然のかきを付着させ養殖するものです。
天然にあった良いもの捕まえて人工的に管理できるところに環境をうつし多くの量を育てていくことでしょう。
この石蒔き法は収穫量は多くはありませんでしたが、手軽でにできたため長く使われてきました。
難しすぎるものは定着普及はしていかないということですね!
その後地蒔き法がおこなわれるようになりました。
砂の上に牡蠣をまき成長させる方法です。
これも手軽にできそうですね。
その後は、竹や雑木を干潟にたてて天然の牡蠣を付着させ育てるひび建養殖法というものです。ある程度決まった場所で育てる方法に変わっていったのですね。この方法は江戸時代~昭和初期まで使われていました。
現代ではどうでしょう。
垂下式養殖法というものが使われています。海の中に苗床を作り産後間もない幼生を付着させ育てるというものです。
より管理されまた場所を考えたものですね。
この牡蠣をうま味をたっぷりと抽出してこれを醤油とあわせたものがかき醤油になります。中国のオイスターソースと似ているところがあるかもしれませんね。
またカキが養殖によりより安定的に多くとれるようになりそれを保存できる状態にしたいまた醤油メーカーより醤油以外の商品も作れないか、内部にある技術からよりよく美味しい広まりそうなものという思いから出来上がったのではないでしょうか。
かき醤油はまだ広く使われているものではありませんが、有名なメーカーとしては広島に本社をおくアサムラサキ様があります。
そのほかには大手調味料メーカーのキッコーマン・兵庫に本社をおくヒガシマル醤油などがあります。
いつの時代もすでに自信のあるまた安定的に供給できる技術やものから新しいものが産まれてきるのかもしれませんね!