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脳卒中・脳梗塞ランキング
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⭕️まとめ‐9−2

人生100年時代って本当?と健康寿命

前回も書きましたが、

現在は、日本人の三大疾病は、「がん」「心疾患」「脳血管患」になっています。


参考図→日本人の3大疾患‐メットライフ生命



参考図→日本人の3大疾患‐保険のコスパ



参考図→日本人の3大疾患の割合‐保険のコスパ


そこで、日本人の平均寿命は、

男性が81.09歳

女性が87.14歳

厚生労働省の「簡易生命表(令和5年)」によると、2023(令和5)年の日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳で、2022(令和4)年と比較して男性は0.04年、女性は0.05年上回りました。

おおよそ

男性平均寿命81歳

女性平均寿命87歳

となります。

男性は約4割が平均寿命81歳までに亡くなるそうです。そして、男性の約4分の1が75歳までに亡くなるとのことです。

100歳まで生きる男性は約1%

男性の健康寿命→73歳(2021年)

女性は約3.3割=約3分の1が平均寿命87歳までに亡くなるそうです。

100歳まで生きる女性は約6%

女性の健康寿命→75歳(2021年)

100歳までは、

男性1%  

女性6%   

しか生きていないのです。

この現実を果たして人生100年時代と言えるのでしょうか? 

なのに、テレビのCMでは

人生100年時代?

と盛んに宣伝しています。

これは、不安を抱かせ煽り、商品(保険・健康商品など)を売ろうとしているのでは?と疑いたくもなります。
あくまで噂ですが、聞いた話しでは、この平均寿命を10年短くすると、年金問題など全て上手く行くそうです。

国の本音は平均寿命を10年短くしたいのかも知れません。

最近の医療費削減を見れば勘繰りたくもなります。

理想は、健康寿命を長くすることです。

健康寿命とは、介護などに頼らずに自立して生活出来ている健康な期間で、定年65歳後には約8年〜10年しかありません。

●健康寿命と平均寿命の差=不健康期間は、

男性
81−73=約8年間=不健康期間

女性
87−75=約12年間=不健康期間

85歳を過ぎると約6割の人が介護や支援が必要となるそうです。

それでは、

●健康寿命を長くするには?

十分な睡眠

歩数→65歳以上は6000歩 
(20歳〜64歳8000歩)

適正体重を維持→
BMI=体重kg➗身長m✕身長m

BMI目標数値→
50歳〜64歳→20.0〜24.9
70歳以上→21.5〜24.9

食事→バランスの良い食事+減塩を意識

日本は健康寿命も平均寿命も
世界一だそうです。

理由

日本食(脂肪摂取量が少ないから動脈硬化になり難い)

健康皆保険

備考

平均寿命=その年に生まれた人が何歳まで生きるか?という予測値
(令和4年厚生労働省)


以上が日本人の長生きの理由として考えられています。

ここで、健康寿命は、定年65歳後には約8年〜10年しかありませんから、

例えば、

脳卒中を50歳で発症した方々は、23年〜25年、

脳卒中を60歳で発症した方々は、13年〜15年、

脳卒中を70歳で発症した方々は、3年〜5年、    

しか回復のチャンスはないと言うことです。その後は何らかの病気で介護が必要になり自力での回復は困難になってしまいます。

つまり、健康寿命の期間こそが回復する可能性のある期間で、その後は、病気と老化が回復のチャンスを奪うことになってしまいます。

私が何度も言うように、
脳卒中(脳出血・脳梗塞)の後遺症の運動障害を完全回復に導くためには、この限られた時間=健康寿命の期間に、

3Mメソッドとしては、
  
硬く線維化して短縮化した麻痺側の筋肉・筋膜・腱・靭帯・関節・関節周囲組織を徹底的に解し柔らかくする方法で回復を目指していますから、

線維化・拘縮+老化】 VS 【筋肉を解し柔らかくすること

との競争という意識、或いは戦いといった意識で臨まないと完全回復は困難だと考えています。


「普通に元に戻るように頑張る」という意識レベルでは無理だと言うことです。

私の経験から言うと、
完全回復には、毎日、回復しているという感覚が必要不可欠だとさえ思っています。

また、健康寿命の期間にポジティブで前向きな気持ちでリハビリに臨んでいても、脳卒中後遺症の運動障害の回復の進展は非常に遅く、硬くなっている筋肉や関節を伸ばし緩める事は痛みを伴うので、途中で諦めたり精神を病んだり(=うつ病)してしまう事も多いと聞きます。

前回にも書きましたが、

しかし、私が参加しているズーム会議の「北九州・脳卒中患者と家族の会」を主催している尊敬するS・A先生がおっしゃる通り、

脳血管疾患の治療に関する情報も患者と家族の会も他の2つの疾患に比べて少ないのが現状です。

また、脳卒中を発症した人において、発症後5年以内の自殺やその他の外因死のリスクは、脳卒中を発症していない人に比べて、それぞれ約10倍高いとの報告もあります。

これは、由々しき問題です。何とか他の2つの疾患と比べても治療の情報やリハビリ方法や患者と家族の会も遜色のない疾患にしなければならないと思っています。

ここで、脳卒中と健常者の約10倍と言われる脳卒中健常者の自殺の関係について述べようと思います。

脳卒中経験の2〜4割の方がうつ病になるといわれています。 後遺症による運動障害で、身体が思うように動かない事への絶望感・不安やリハビリを一生懸命に頑張ってもなかなか回復に繋がらない、成果が出ないとか、脳機能の低下がうつ病の原因と考えられます。

●脳卒中とうつ病は密接に関連しており、脳卒中後にうつ病を発症するリスクが高いと言われています。

 

参考図→自殺の原因・動機−看護roo・カンゴルー



参考図→自殺の動機・健康問題の内訳・看護roo・カンゴルー

実は私もうつ病になった経験者です。

通院リハビリを受けていた時に、周りの人声や物音がやけに気になるようになって来ていました。つまり、音が頭に響いたり耳が痛んだりする「聴覚過敏」の症状です。

そこで、精神科を受診したら診断名はうつ病でした。
暫く投薬治療を受けていました。

今では、本来の薩摩隼人・しし座・いのしし年生まれ・B型のポジティブな性格?に戻っていると思います。


【脳卒中とうつ病の関係】

脳卒中後のうつ病は、生活の質を低下させ、脳卒中の回復を妨げる可能性があります。

脳卒中後のうつ病は、脳卒中発症後1年以内に発症するリスクが高いと言われています。

脳卒中後のうつ病は、後遺症による不安や脳機能の低下が原因と考えられています。

脳卒中後のうつ病は、脳の損傷で発症している場合、服薬が有効と思われます。

脳卒中後のうつ病は、認知行動療法や心理療法など、様々な治療の選択肢があります。

【脳卒中後うつ病の症状】

無力感、絶望感、深い悲しみ

楽しい経験や活動への興味の喪失

過度の疲労や睡眠障害

自殺企図

参考文→グーグル

私の願いは、私のブログを見て、少しでも脳卒中(脳出血・脳梗塞)経験者が回復への扉を開いて希望を持って生きて行って欲しいと言う事です。

出来れば、私の発見した脳卒中後遺症の運動障害からの回復方法であるセルフトレーニング方法・3Мメソッドを実施してもらえたら本望です。