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⭕再度、 3Mメソッドについて
もしも、筋肉を柔らかくする事を充分にやらずに反復運動で脳を活性化しようとすると、反復運動で筋肉は疲労し短縮して硬くなって行きます。(回復の頓挫=リハビリの壁)
末端(骨格筋・筋膜・腱・靭帯・関節・関節周囲組織など)を解し柔らかくすることを疎かにして、一生懸命、反復動作の訓練を繰り返して筋肉を動かすと、どんどん筋肉は硬くなって短縮して、脳梗塞後遺症の運動障害は改善されて行かないと思います。
動作の反復運動は新しい回路を育て太くすることに役立ちます。
脳の可塑性には、末端の柔らかい環境が一番重要です。
脳は新しい回路から指令を出したがっているのに末端の線維化が邪魔をして動けない状態にあると考えています。
手技によるマッサージ直後は動き易いが、暫くすると元に戻ってしまうのは、深い筋肉まで解し柔らかくしていないからだと考えています。
先ずは、筋肉を徹底的に柔らかくすることを主眼にしてリハビリ治療を進めるべきです。
ビューティローラー使用を主体とした3Mメソッドのお陰で、右半身完全麻痺で右手足全く動かない状態から杖なしで歩くようになり、自分で車を運転して、内反尖足・ぶん回し歩行も改善されて、ワン子を連れて旅行して、麻痺側の右腕も挙がるようになり、麻痺側の脇を空けて手を伸ばして物を掴むことも可能になり、毎日の朝昼の食器洗いと毎日の掃除機かけを実施出来るようになりました。
更に、ゴルフコンペ(スイングは不完全ですが、)に参加するまでに回復出来ました。右半身の麻痺感や重みは、随分と改善されて来ています。ぶん回し歩行に関しては、後もう少しという所まで来ています。
当面の課題はスポーツジムのスタジオレッスンに参加する事と麻痺側の右手で文字を上手に書ける事です。
◎3Mとは→マシン+マッスル+マイオカイン=(3つのMのイニシャルを採用しています)=
3M(Maschine・Muscle・Myocyte)-Methods=3M Self Training Methods
特に、
①ビューティローラー(美容機器)使用による繰り返し強制的・受動的に筋肉を柔らかくする事が主体(血流改善・低酸素状態からの脱却による線維化進行の防止・新しい筋肉再生とマイオカイン・筋肉ポンプの再稼働での運動障害からの回復を計る=エビデンス=根拠)
②マシンによるセルフ整体(重力利用)と筋力アップと関節の可動域拡大→いろいろなグリップでマシン使用する(順手・逆手・縦手・横手・上手・下手・特に脇の締りに繋がる逆手・下手が大切です。)

参考写真→ビューティローラー

参考写真→マシンによるセルフ整体
→重力を利用
a-股関節を開いて体を後ろへ反らし骨盤・背骨矯正
b-仰向けで背中を反らし背骨の前後歪み矯正
c-麻痺側を上にして麻痺側の体側を伸ばし背骨の左右歪み矯正
③セルフトレーニングは8段階の流れに沿って実施(腰・お尻の改善が重要項目)
④トレッドミル・ランニングマシン使用は正しい歩行になるまでは実施しない
(杖なし歩行が出来るようになっても、悪癖・無理な歩行による怪我防止のため使用しない)

⑤最終的にスポーツジムでは、スタジオレッスンが目標(転倒のリスクが無くなった時)
以上が特徴です。
脳梗塞後遺症の運動障害を
「末端の線維化進行」と「末端を柔らかくする」
との競争として捉え、末端を柔らかくすることの勝利で完全回復を目指します。
身体を元に戻すという考えでは不十分で完全回復は成功しません。アスリートのような太く柔らかい筋肉に変身するという気持ちで臨むことが大切です。
⑴ Maschine(マシン)
参考図→筋肉の構造-日本成人病予防協会
⑶ Myocyte(マイオカイン・筋肉ホルモン)

参考図→マイオカイン-NHK−健康

参考図→マイオカイン−日経ヘルス