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⭕私の考える脳の可塑性−6
(ビューティローラー使用による経験から)
ペンフィールドのホムンクルス脳内地図(小人地図)について、もう少し詳しく説明します。
参考図→ペンフォールズマップ・MY sense-JUGEM
1-ペンフィールドのホムンクルスの図→ カナダの脳神経外科医ペンフィールドがてんかんの手術の際に脳を電気刺激して、反応があった領域の面積に応じて体の各部分を描いたものです。
顔や舌、親指が異常に大きく、奇妙な形のコビトの図で、大脳の運動野や体性感覚野に体の部位を対応させて描かれています。これにより、脳の大脳皮質に機能局在があることを明らかにした。
2-ペンフィールドのマップは、
①一次体性感覚野(体からの触覚情報を受け取る部分)と、
の2か所の部分で書かれます。
これを見ると、脳の中の場所ごとに、手や足、口、目などといった感覚や運動が、分業で行われていることがわかります。
参考文献・図→日本学術会議・おもしろ情報館
触覚・特に痛みの情報は、
視床の外側にある大脳辺縁系と呼ばれるエリアや、
参考図→前頭連合野・医療法人悠悠会リハビリテーションセンターいそ
大脳辺縁系は、記憶や感情をつかさどる部分で、大脳辺縁系は不安や恐怖など情動的な痛みの情報を受け持ちます。
大脳皮質は知覚、随意運動、思考、記憶や学習などの高次機能を担っていて、痛みの強さや強度といった感覚的な痛みの情報にも関与します。
整理すると、
●知覚→感覚よりも更に進んでいる情報処理→主体的な意味付けや・概念が加わった状態
●認知→知覚から更に進んでいる主体的な情報処理→人間が以前に持っている情報と照らし合わせ、選択的に取り入れ、相互関係・新しい情報処理の蓄積・外界に伝達する状態
◎私たちが物に触れた時に得られる感覚や+ビューティローラーの繰り返しの刺激による触覚などの皮膚感覚の情報は、
①末端の感覚神経から
②脊髄
③視床を経由し
④大脳新皮質の一次感覚野(視覚野、体性感覚野、聴覚野、嗅覚野、味覚野→皮膚感覚や深部感覚をつかさどる低次脳領域)に到達
⑤より高次な脳領域に伝わります。(高次脳機能とは、言語や行為、知覚、認知、記憶、注意、判断、情動など大脳で営まれる様々な機能のことです)
そして、結果に基づいた意思決定および行動出力の形成に関わります。