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⭕ 脳神経の交叉支配と脳神経の再生について−1
◎脳梗塞発症後に片麻痺が起こる理由は、
左右の脳は異なる役割をしていることを知っている方々もいるでしょう。
また、右脳=感覚的、左脳=理論的という情報を知っている方も多いと思います。
右脳=音楽や絵画などの創造性思考
左脳=言語や計算などの論理的思考
を担っています。
参考文献・図→リハビリテーション情報site・STナビ
左脳=右半身の運動機能
右脳=左半身の運動機能
をつかさどっています。
このような左右の交叉は、視覚、触覚、痛覚でも同様にあります。
理由は、これらの神経が延髄で反対側に交叉しているためで、これを錐体交叉といいます。
この事に関して、私は、
北九州市八◯製◯病院の脳神経内科のA先生の主催する「北九州脳卒中患者と家族の会」のZoom会議に2023年8月から(月に1回の開催)に参加させて貰っていますが、
A先生によると、
脳神経の
クロス支配(左脳→右半身・右脳→左半身)は90%で
ストレート支配(左脳→左半身・右脳→右半身)は10%だと
教えて頂きました。
私が理解していたことは、赤ちゃんの頃にはストレート支配があるけれど、大人になると消滅してしまい、脳梗塞など脳疾患の発症時の僅かな期間だけストレート支配が復活して、その後、消滅してしまうと思っていました。
この10%のストレート支配も、脳の可塑性に関与しているかも知れません。
参考文献・図→群馬上毛新聞