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⭕脳梗塞経験者の幸せ脳内ホルモン−6(脳梗塞とドーパミンの関係性詳細)→
幸せホルモンの中のドーパミンについての考察です。
◎私の考える脳梗塞後遺症の運動障害に適用する具体的な方法は、
一般的には「麻痺部分を探して触れるな!」という考えもあります。
それは麻痺部位を探して触れることをネガティブな行為だと考えているからでしょう。
逆に
積極的に麻痺部分を探してビューティーローラーを使用することは、「脳梗塞の後遺症の運動障害の回復に貢献している」と意識することで、脳の報酬系の伝達物質(ドーパミン)が放出されるポジティブな行為に変えることが出来ます。
麻痺・痙縮部位を探すというネガティブな行為を、回復に繋がっているというポジティブな行為として意識して変えることでドーパミンが放出され、回復の道を進んで行くと考えます。
つまり、意識を変えることでネガティブな行為をポジティブな行為化することが出来て、且つ、脳の報酬系の伝達物質=ドーパミンが放出されるということが可能になります。
参照図→痙縮図−東海大学医学部専門診療学系リハビリテーション科学前・教授正門 由久 先生
先にも述べたことを、少し詳しく説明します。
具体的には、
痙縮により、線維化して硬くなってしまった筋肉・筋膜・靭帯・腱・関節・関節周辺組織を、ビューティーローラーを使用することで、ほぐし柔らかくする行為によって、血流改善と筋肉ポンプの再稼働(ビューティローラーによる繰り返しの受動的機械的刺激も含む)により低酸素状態の改善を計り、線維化からの脱却→筋肉の再生という一連の回復過程を目指すことが可能になります。
しかしながら、ビューティーローラーを使用した部位のみに症状の改善が認められるので、他の麻痺部位・痙縮部位を探す必要があります。
理由は、ビューティーローラーを使用したからといって、脳梗塞の麻痺部位である痙性麻痺の痙縮状態は連動して柔らかくならないからです。
ビューティーローラーを使用して、強制的・受動的に繰り返し筋肉を動かし始めると、多少は、生体反応と言うべき伸張反射の亢進が認められます。
それは、痙縮を助長することでもあります。
しかし、
①血流改善
②低酸素状態からの脱却
③筋肉ポンプの再稼働
④筋肉を含む末端組織の線維化の阻止
⑤正常な筋肉の再生
などのメリットの方が遥かにあり、一連の回復の好循環が続くと痙縮を助長することも失くなって来ます。

