脳卒中・脳梗塞ランキング
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⑶まとめ−筋肉の線維化から筋肉の再生のメカニズム+周辺組織の変性−3
◎まとめ
●全体の流れ①→⑩
●悪循環=①→③→①
●好循環=④→⑩→④
① 脳梗塞後遺症の痙縮→筋肉ポンプ機能不全
② 筋肉の血流障害・低酸素状態
③ 筋肉の線維化・筋肉の短縮
脳梗塞発症時は脳からの指令が出ないために脊髄と筋肉の間での異常(痙縮)ですが、
次第に、骨格筋による筋肉ポンプが作動しなくなるために、末端の血流障害・低酸素状態・慢性的炎症状態による過剰な損傷修復反応が問題で末端の線維化が起こってしまいます。(低酸素・低栄養状態での過剰な損傷修復反応により伸縮性の低い結合組織が異常に増えて線維化)
拘縮→痙縮を長い間放っておくと、筋肉が固まってさらに関節の運動が制限される拘縮(痙縮の悪化)という症状につながることもあります。
●ビューティーローラー使用による筋肉の血流障害改善・低酸素状態改善
④ 筋肉の再生
⑤ 筋肉の線維化からの脱却
⑥ 正常な末端からの正常なフィードバック
⑦ 脳内のマッピング
⑧ ペナンブラに新しい回路作成(脳神経細胞のシナプス結合によるネットワーク形成)
⑨ 正常なフィードフォワード
⑩ 再生された骨格筋からのマイオカインの放出=さらなる脳の活性化=
④→⑩→④=好循環(私見)
①→③→①=悪循環
◎参考文献・資料・図→
●熊本大学
日本医療研究開発機構・発生医 学研究所筋発生再生分野の土屋吉史研究員
●長崎大学
田中なつみ・吉田菜津希
●MSDマニュアル家庭版
●沖田実 (長崎大学大学院医歯薬学総合研究科リハビリテーション科学講座運動障害リハビリテーション学分野)
2014 · 関節可動域制限の発生メカニズムとその治療戦略
●大谷道明
(株)総合リハビリテーション研究所 理学療法士 博士(保健学)関節拘縮の基礎知識
●「理学療法 特集 関節可動域に対する理学療法」メディカルプレスVol.29 No.1 2012
●追加→筋膜同士の癒着の例-ビューティーローラーを太ももの前部(大腿四頭筋)にかけると、知覚異常のために、最初は火傷しそうな感覚とボコッボコッと筋膜に包まれた筋肉が一魂となって移動することを感じます。しかし、その感覚も回復して行くと次第に薄れて消えて行きます。
●写真は愛犬チェリーです。