助けてェェェ!!  (ホワイトデー小説  続編) | 描きたい放題 !

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気が向いた時に 落書きした絵をUPしたり
  ピグ日記 日常日記 有り



お返しは何がいいんだ     の続きになります



   


 





 土方がホワイトデーに 沙耶花の元へ現れて   


帰ってしまってから




   4日後






沙耶花は 熱を出して 寝込んでいた



「薄情な奴らめぇ・・・   恨んでやる・・・  ぅぅ・・・」



唸りながら  ブツブツ 呟いている




どうやら家族は  また彼女を放って  どこかへ行ってしまったようである




「これで死んだら  化けて出てやる・・・」



死ぬほどの熱では ないのだが・・・




「ぁぁ・・・ もう 大人しく寝よ」


ウトウト としていると・・・







ドサ     ドサ     ドサ    !!!




「うぎャャャャャ!!!!」




沙耶花は 大声を張り上げる



その声につられて



「うォォォォ?!」



「うるせィむかっ



「げっ!!」






描きたい放題 !-うぎャャャャャ!!!!





男3人が それぞれ反応する




「お・重い・・・  死ぬ・・・」 Y(>_<、)Y





「悪い 悪い」



本当に すまないと思っているのか わからない口調の銀時




「えらい所へ 出ましたねィ」


沙耶花を 下敷きにしているのにもかかわらず


一向に気にしてない沖田





「悪りィ  沙耶花  大丈夫か」



唯一  心配してくれる 土方





そう3人は 寝ている沙耶花の上に  降ってきたのだった







「お願い  みんな降りて・・・  ゴホッ ゲホッ」



シングルベットに 大人4人乗っているので 今にも壊れそうである



みんなは やっと降りてくれた




「みんなに また逢えて嬉しいですけど  今日は ちょっと体調が良くないんです」


「何  具合悪いのか  どら熱は?」


土方は 心配そうに沙耶花を覗き込む



ゴホン (;^_^A   「あのぅ~  君達!!  俺らも居る事 忘れてなぁい?」



「何 二人で 見つめ合ってんでィ」



(///∇//)  「別に 見つめ合っちゃ いねぇーよ」




「ところで 皆さん揃って来るなんて  どうしたんですか」



「実は  お返し持ってきたんだ」


「お返し?」


「バレンタインのお返しだよ」



「はい  沙耶花!」



「銀さん」



「俺からもありますぜィ」



「総ちゃん」



「・・・・」


「ほら! 土方さんも 勿体つけずに早く渡しなせィ」



「コレ やるよ」


「土方さん!!」



「中開けて 見てもいいですか」


「もちろん」




銀時からの お返しは


3つ +  アルファ足あと   があった



「こんなに たくさん!?」



「新八と神楽の分も入ってんだ」


「新八くんと 神楽ちゃんからも!!  嬉しい」≧(´▽`)≦




中身は 


新八からは マシュマロ


神楽からは  酢昆布と 傘をさした女の子のストラップ


銀時からは 色とりどりのキャンディ だった




そのプレゼントの中に  一つ しおりが入っていた




「これ・・・  可愛い」ラブラブ



「 ああ それ 定春から」


「えっ?!」



「沙耶花  定春にまで バレンタインにプレゼントしてたろ」


「チョコは ダメだからって ビーフジャーキー やってたもんな」




「定春  嬉しかったんだろうよ  フラッと どこかへ行ったと思ったら


  帰ってくるなり 動かなくなっちゃまってよ





何してんだと 覗いて見たら  ジャンプの上に乗ってて









で やっと降りたと思ったら   この花持って来るなり  紙に貼れと言ってきやがった



アイツの気持ちが入った品だ  大事に使ってやってくれ」




  о(ж>▽<)y ☆  「もちろんです!!」




暖かい色のタンポポは  定春の笑顔のようだった







描きたい放題 !-定春プレゼント





沖田からのプレゼントは




!!!  ( ̄Д ̄;;



「総ちゃん  これ・・・」 (;^_^A



「これで 土方を・・・  いや もとい 気にくわねぇー奴を 呪ってくだせィ」



呪いのわら人形だった




(コイツ 何ちゅーもん  プレゼントしてんだ)  (><;)



「あはは・・・  ありがとう・・・」 (;´▽`A``




土方からの プレゼントは  クッキーだった



「それ  土方さんの手作りですぜィ」


「えっ!!  手作り!!」



「わざわざ 食堂のおばさん達に 作り方教わって作ったんですよねィ」



「余計なこと 言うんじゃねぇ・・・」 こらー



「土方さん」  suki*



(私 もう充分に お返し貰ったのに)





「本当に みんなありがとう」



「えっ!?  沙耶花 泣いてる?」





「嬉しくって」




(そんなに喜んで貰えて良かった)






グゥゥ~




!?



「今度は 俺じゃねぇーぞ」


「今度??」


「いや (;^_^A  何でもない」



以前 土方は  沙耶花の前で  お腹が鳴ったのだった




「クスクス」



「今  お腹鳴ったの 俺・・・」



「銀さん   私・・・ 今 こんな調子だから 何か作ってあげられない・・・


  1階の冷蔵庫にあるもので良かったら  勝手に食べて下さい」



「えっ  いいの (*^▽^*)   いや~ 悪りィなァ」



「本当に 悪いと思ってんのかよ・・・」



「じゃ  ついでに俺が 特製お粥作ってやるよ」



「うわぁぁ  ≧(´▽`)≦   本当に!!」



「とびっきり 美味しいの作ってやるから 楽しみにしてろ」



「はい」


「銀時 俺も手伝う」


「・・・別に構わないが・・・」




(何!? 俺に対抗意識 燃やしてんの)


(アイツに作らせたら  とんでもない物が出来そうだ)



二人は 1階へと降りていった





部屋に 沙耶花と一緒に残っている沖田





「ねぇ・・・  総ちゃん   神楽ちゃんからチョコ貰った?」


「・・・・ チャイナ 差し向けたのは やっぱアンタでしたかィ」



「 (*^▽^*)  で 貰ったの?」


「貰いましたが・・・」


「たが・・・??」



「アイツが作った チョコ・・・」


「どうしたの?」


「チョコの中に・・・ 酢昆布が入ってたんでィ むかっ


「えっ!? Σ(゚д゚;)  酢昆布チョコォォォ」


「また ・・・ すごい物貰ったね」


「アイツ 酢昆布入れりゃ 何でも 美味いと思ってんのかねィ むかっ


「まったく 可笑しな奴だぜィ・・・」


怒っていながらも 沖田は どこか喜んでいるように見えた





ガチャン   ゴトン



「何でィ  下 うるせーなァ」


「二人共 何やってんだろう」



 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲





「銀時  お前 お粥に砂糖なんか入れてんじゃねぇ むかっ  


しかも たくさん    そんなもん 沙耶花に食わすつもりかむかっ




「何 言ってんだ  熱出て疲れてんだから 糖分補給しなきゃダメだろ」


「いや エネルギー補給には マヨネーズだ」



お互いに譲らず  どっちもたくさん入れてしまう



「げっ  何か すげーもん 出来ちまったじゃねぇーか」



「お前のせいだろう むかっ



「どうすんだよ  こんなもん  沙耶花に食わせられねぇよ」



「仕方無い・・・  外に何か買いに行くか」



「その方がいいな」




▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲




銀時達は  2階へ戻ってくると



「沙耶花  悪りィ  お粥ダメにしてしまった」(;^_^A



「俺ら ちょっと外で 何か買い物してくるな」


「あっ 俺も行きまさァ  こっちの世界もよく見ておきたいんでねィ」



男達 3人は 沙耶花を置いて  買い物へと出かけていった



「みんなが 出かけている間に 少し眠ろうかな」



沙耶花は しばらく眠りについた









どれくらい 時間が経ったのだろうか



沙耶花は 何か気配を感じた



目を開いて見ると  何と 目の前には 高杉が!




「!! 高杉さん   いつの間に!!」


「・・・ほらよぉ    万斉達から預かって来た 物だ」


「ありがとうございます」



1枚のディスクと 手紙を受け取った



ディスクには 万斉が弾いてくれた曲が 入っているらしい





手紙は  また子からだった





沙耶花へ




   チョコ ありがとうっス


しかし・・・ 晋助様に渡したチョコは  義理っスよね


もし・・・ 本命とかだったら 命はないと思えっス  撃つぞ!



                       また子





「また子さん・・・・」 (;^_^A



「・・・・  アイツが どうかしたのか・・・」



「いえ   何でもありません」



「・・・・」




高杉は 部屋の中を見渡していた



(土方ばっかりじゃねぇーか   ・・・・少し遊んでやるか  ククク  高杉




「おい お前  俺からもお返しくれてやる」




「きゃっ」



高杉は  沙耶花の上に  覆い被さって来た




「ちょ・ ちょっと 高杉さん  何の冗談を!!」



「クク  冗談か 試してみるか」




押さえつけられたまま  高杉の唇が 近づいて来る




「ヤダ  離してくださいよ・・・」



押し退けようとするが  高杉の力に敵うわけがない



沙耶花は 思わず




「土方さん   助けてェェェ」


と叫んでいた






「沙耶花!!」



「高杉ィィィ   神妙にしろィ」



タイミング良く  土方達が部屋に入ってきた




「ちィっ  あと少しのところだったのにな・・・」


そう一言残して  高杉は あっちの世界へ帰っていった




「待てィー!  逃がすかァ」



沖田も 高杉の後を追いかけて 帰ってしまう





「あぁ・・・  高杉の奴  しょうがねぇなァ・・・」


銀時は 自分の身内が迷惑かけたなと 言わんばかりの感じであった




(銀さん やっぱ高杉さんの事  今でも ちゃんと仲間だと思ってるんだ)




「土方  俺は先に帰ってるから  お前は後から  ゆっくり帰って来い」


「ぁぁ」




銀時も 土方を残して 一足先に帰ってしまった



「沙耶花   大丈夫か」


「はい・・・  びっくりしました」


「あっ  何だか 暑いです」



元々熱があったのと  高杉に迫られたせいで (からかわれた)


沙耶花は ものすごく顔が真っ赤になっていた



「冷やしてやるよ」


「えっ?」



土方は  沙耶花の頬に手を当てた



「冷たくて 気持ちいい」


「今日は 3月だというのに 外は冷えていたからな」





「土方さん・・・・  ありがとう」



「ぁぁ?」



「助けてくれて  きっと土方さんなら助けてくれると思ってました」




(///∇//)  「そうか・・・」



(良かった  こいつに何もなくて)



「そうだ  喉渇いてないか   紅茶買ってあるけど」



「いただきます」



「あっ ストロベリーティだ!」     「美味しい」



(それ 美味いのか 銀時も好きみたいだが)



土方は  紅茶のことが気になり



沙耶花の飲みかけを 手に取り 口にする



(///∇//)




「甘ったるい 香りだな・・・」



「・・・・」 (///∇//)



「?  沙耶花 どうした」



「土方さん・・・  その・・・  間接KISSです  それじゃ・・・  (///∇//)」



(///∇//)  「・・・・」


(//・_・//) 「・・・・ 別に  私は構いませんが・・・」



!! (//・_・//)



「じゃ・・・  これでも 構わないか・・・・」



「えっ?!」




「あっ    んくぅっ・・・」




KISSされてしまった




「ハァ・・  もう風邪移っても 知りませんよ」 ・・・



「その方が お前 すぐ治るだろ   俺はそんなにヤワじゃねぇーよ」



「土方さんってば・・・」  (//・_・//)




「体力 回復するために 何か食ったほうがいいぞ」



「はい」



「土方さんが作って下さった  クッキー 頂きますね」


「ぁぁ」



パク



「どうだ・・・?」



「すごい  美味しいです!!   サクサクだし!!  本当に初めて作ったんですか?」


「ぁぁ  でも最初に作った 失敗作は 山崎に食わさせたけどな」


「クス  そうなんですか」



「飯だが おにぎりでいいか」


「はい」


買い物袋から おにぎりを取り出す


「ツナマヨで いいよな」


「はい」



二人は 仲良く食事をした




「土方さん・・・  やけに 酢昆布がたくさん袋の中に入っているんですけど・・・」


「そんなもの 買った覚えはないが・・・」


「じゃあ・・・」


「?何だ」



「総ちゃんが 買ったのかも知れませんね」


「総悟がァ!?」


「誰かへの お土産とか」 (*^▽^*)


「そういう事か・・・」


「からかっては ダメですからね」


「いつもの 仕返しをするチャンスなんだがな・・・」



「そんな事したら 逆に倍返しされますよ」


「確かにな・・・」







「じゃ・・・ そろそろ  俺・・・  帰るな」


(本当は まだ居たいんだが)


「土方さんと 一緒に過ごすと  あっという間に時間が過ぎてしまいますね・・・」



寂しそうな顔をしながら  沙耶花は 土方を見ていた



「そんな顔 すんな  また逢いに来るから」


「きっとですよ」



また 逢えるかなんて・・・


本当は わからないのだが・・・



二人は 約束を交わした








土方がいなくなってしまった後   沙耶花は土方の絵を見つめ




愛しい人  いつも側にはいられないけど




せめて  夢の中では いつも側にいさせて下さい






そうつぶやき   眠りへとついていった







                           終わり



          



 

BL小説    左矢印  ご興味がお有りになる方は どうぞ!!



        間違って入って来たら・・・  大変だから気をつけてね (-"-;A