突然ですが、
今の私は、ささやかな幸せに敏感です。
毎日、ほんとにささやかな幸せはあふれるほどやってきます。
朝、起きると太陽が昇り始めているときとか
自転車の調子がよくてポン子を乗せてすいすい~と駅まで買い物に行けるときとか
自転車の止めるところがないな…と困っていたら、おじさんが
「こっち、あいているよ」
と教えてくれたときとか
誰かが作ってくれたお店の食べ物を食べるときとか
こうしてパソコンでいろんな情報を無料で見られるとか
(好きな芸能人がプライベートの日記を公開するなんて、若いころは考えられなかったし)
仕事があることもありがたいし、家に帰ると家が「おかえり」と言ってくれるような気になるのも
ありがたいです。
でも、ほんとにお恥ずかしいのですが、20代のころはそれがみんな当り前!だと
思っていました。
そんなふうに思っていた時は、なんだかなかなか人生がうまく進んでいかなかった
気がしています。
今、ささやかな幸せをありがたいな~と感じられるようになったのは、
年のせいもあると思うけれど(^_^;)、やっぱり過去にいろんな痛い経験を
したからだと思います。
よく相棒の吉日ヒロコさんとも話しているのですが
「お互いに、最初の結婚のころを思えば今はありがたいことでいっぱいだね。
少しぐらい、子供がいうこときかなくても、夫に小言を言われても(^_^;)、
ちっぽけなことだよね」
と言い合っています。
著書にも書きましたが、あぁ、幸せだな、ありがたいな、と一日思っていると
また次の日もいいことがやってくるから不思議です。
もちろん、いやなことがやってくる時もありますが(急に雨に降られてズブ濡れになったり
ということもありますよ)、まぁ、これも一過性のものだな・・・みたいな
感じであまりどっっぷり
「なんてアンラッキーなのかしら!!」
と思わなくなりました。
そうだなー、いやなことに対してはあんまり考えすぎず、いいことがあった時には
なんだかずいぶん長い間
「あー、よかった♪」
と感動しまくっていますね。
(おとといはポン子がほしがっていたパジャマが半額で売っていたので、なんて
ラッキーなんだろう・・・と思いました。単純すぎですね(^_^;)
失恋を経験すると、
「なんでこんな体験をしなくちゃいけないんだろう・・!!」
と胸が苦しくなると思いますが、
時がたてば、そのときの経験があったからこそ
今の幸せを感じられるなぁ~と思うときがかならずやってきますよ。
私の周りのやさしい人たちも、みんな過去に痛みを知っている人ばかりです。
でも、だからこそ、なんだか一緒にいると安心できるし、こちらのやさしい気持も
引き出される気がしています。