どう伝わったら、買いたくなるか/藤田康人
PR会社の仕事は、広告のように瞬間沸騰させるのではなく、会社のこと、サービスのこと、理念のことなどをたくさんの方の心の中に浸透させる役割。だから中長期にわたって関わらせていただくことが必要です。
たとえば、ノンアルコール印象も、CMや雑誌や記事などでノンアルコール印象を飲むシーン、
たとえば飲めない人も飲める人と一緒になって飲みのシーンを共有できたり
車を運転する人がスカッとしたいから、とペリエでなくノンアルコールビールを飲んだり
そんなさまざまなシーンをまったく概念がない私たちに疑似体験させて、気づかせてくれる
ような情報発信をしています。
こどもビールというノンアルコールビールのときは、これほどPRをしていなかったので
浸透していませんでした。
ノンアルコールビールで成功したので、メルシャンはノンアルコールワインを出すそうです。
飲むシーンについて市場が理解しつつあるので、機を狙っての参入。
ノンアルコールビールが出ました、という一発CMだけでは、これだけのノンアルコールの
需要を掘り起こすことはできなかったと思います。
そういった役割をするのがPRなので、とくに新商品、新しい概念を伝える必要があるときは
PRが必要です。
今回ご紹介する本は、事例が載っているのでわかりやすい本です。