毎日やってきては
貯食に励むヤマガラさんを眺めるのが
楽しい日課になりつつありますが

そんな中、またひとつ発見がありました。

それを眺める二階の窓の目の前に
アシナガバチの巣が。


この様な巣は初めて見たのですが
巣の先端が綺麗なクリーム色をしています。
調べてみたら、キボシアシナガバチの巣のようです。

もう、この時期は子育ても終わっているらしく
攻撃性は無さそうです。

ガラス越しに、じっと見つめているうちに
大粒の雨が降ってきました。

小さな虫たちにとっては脅威でしょう。


ハチたちは、巣の房の中に身体を潜り込ませて
雨宿りをしていました。
頭隠して尻隠さず…ですが
ちゃんと身を守る術を知っていることに
感動しました。


しばらくして雨が上がると
各々巣の上に這い出してきて
やれやれといった感じで
身体のお手入れを始めました。

手で顔や触角を撫で回したり
羽を広げたり。

あまりの可愛さに、目が離せず
ずっと見入ってしまいました。

無心で眺めていると
自分もアシナガバチになって
群れの仲間になったような感覚に。

命の境目が溶け出していき
全ての命は繋がっていて、ひとつなのだと
そんな思いで満たされていきます。

ハチ ハチ ハチ ハチ ハチ ハチ ハチ


無農薬菜園のイモムシ駆除のパートナーとして
アシナガバチを畑に移住させる研究を
されている方のブログです。

秋のアシナガバチに、攻撃性がないことを
実験で証明されています。


何でもそうですが
正しく知って、正しく恐れることが
大切なのでしょうね。



絵本作家、甲斐信枝さんの本。

雑草や虫たちが、たくましく生きる様
命の不思議と喜びが
いきいきと綴られています。

アシナガバチを飼育、観察したお話もあり
女王蜂がかいがいしく子育てをする様子に
胸が熱くなったり
蜂蜜をぬったマグロのお刺身に
狂喜するハチの様子に驚いたり。


小さな命も、私たちと同じように
与えられた命を輝かせながら
たくましく生きていることを知ると
自然と見方も変わってきますね。


最後までお付き合いくださり
ありがとうございましたチョコ