日田バスセンターから五馬線のバスに乗ること50分。どこへ続くのか不安になるほどの山道を駆け抜け、終点の五馬入口に到着です。大分の路線バスの中でも最も山深い地域を走る五馬線。その終点五馬入口は熊本との県境に近い国道でした。終点とはいいつつも辺りを見渡しても延々と山並みが続くばかりで人の気配を感じられません。こんなところで路線が終点になる理由は、この下に集落があった名残ではないかと思います。この一帯には松原ダムのダム湖が広がっていますが、古い航空写真を見ると確かにこの場所の対岸に集落が存在しているのです。

2020年11月21日撮影 日田バス五馬線