イメージにマイナスの要素を取り込むことで逆に興味を掻き立てることがあります。ハードロックのマイナスイメージは外側から作り上げられた部分があり、その存在自体が邪魔だと感じている人もたくさんいます。

音楽アーティストにはハードロックに真摯に取り組む人も多く、彼らはハードロックのフォーマットの中において自らの楽器の演奏技術の向上に心血を注いでいます。アーティストの音楽性は思想とは関係ないところで結び付けられ、曲やルックスでイメージを作り上げる人たちの多くは、彼らを反社会的な悪人だいうイメージを作りたがっています。

 

このような現象が独り歩きを始めると、逆にこのマイナスイメージによって影響を受けるファンも必ず現れるようになっていきます。ハードロックの曲の歌詞はファンタジーをイメージしたものが多く、諸外国では戦中戦後に一世を風靡したパルプマガジンの世界を彷彿とさせます。音楽アーティストの悪魔崇拝などはほとんど演出で、歌詞もほとんど架空の世界のものが歌われています。

 

いったんこのような虚構の世界にはまってしまうと、アニメファンと同様に数多くの人がのめりこんでしまうのも事実です。実際ハードロックの歌詞に影響を受けて犯罪を起こしてしまう若者が多い国もありますが、国内においてはファッションセンス以外は無害な人が多いのも事実です。ハードロックファンのほとんどは波戸ロックという音楽のジャンルにのめりこんでいる人がほとんどで、社会への不満や宗教に関する反感を持っている人はむしろ少なく、そこにカタルシスを求めている人は皆無といえます。

 

国柄による違いもありますが、かっこいい以外の理由をハードロックに求めている人は意外にたくさんいるものなのです。ハードロックは教区が単純な分若い人にも浸透しやすく、楽器の演奏を始める題材としては非常に優れた素材といえます。ジャンルを問わずに音楽を楽しめることに国境はありませんが、自分の嫌いなものに単一的なイメージを貼り付けるのは横暴であるといえます。