独特な世界観と、その演奏力の高さが評判の「アルカラ」をご存知でしょうか。独自のカラーがあり一言では言い表せない多様性があり、一度興味を持ったらその沼のような世界に引きよせられるようにハマっていく、そんな4人編成のバンドです。自称「ロック界の奇行師」と呼ぶように、メンバーも個性的です。

 

ある種、奇妙な世界なので、最初はふざけているのかなと思うのですが、その演奏力は本当に超一流で、逆に言えばその演奏力(そして表現力)がなかったら、成立していない本気志向の世界があるのです。ボーカルの稲村太佑さんはギターとバイオリンを、田原和憲さんはギター担当、下上貴弘さんはベース担当、疋田武史さんがドラムス担当の4人組。実際に彼らの曲やパフォーマンスを見てもらえれば、たった4人で織りなす音の世界がこんなに複雑で、ファンキーでグルーブにあふれているのかと驚くことでしょう。ギターロックや、オルタナティブロックをベースとしながらも、その複雑怪奇なアレンジは一言で説明をつけようのない巧妙さが見てとれます。2002年の初ライブを地元神戸で行い音楽アーティストとしての活動がスタートしました。一度は、メンバーの脱退などもありましたが、現在のメンバーになってからは、精力的にライブ活動をしています。2010年についに地元神戸を飛び出し、上京します。

 

彼ら曰く「遅れてきた青春を取り戻す」、その言葉の通りライブを中心とした生演奏は、コアなファン層を生み続け、ついに彼ら主体のフェスが誕生する。その名も「ネコフェス」ボーカル稲村さんの描いた実にゆるいキャラなのだが、一度見たら忘れられないインパクトを持つ。正式な名称はくだけねこというから、その砕けっぷりが面白い。しかし音楽アーティストとしての実力はまったく砕けておらず、むしろ刺さる歌詞、クリアなボーカル、そしてめちゃくちゃカッコイイギターのフレーズは一聴の価値あり。とにかくすべてのクオリティが高い、そんなバンドなのです。