20年ほど前は、発売されるCDが飛ぶように売れて、100万枚を売り上げたというニュースは聞き飽きるほどでした。しかし時代が変化して、CDを購入するよりもオンラインで音楽を購入するように移行したこと、そしてインターネットから違法ダウンロードが増えたことによって、CDの売り上げが驚くほど減ってしまいました。

 

ただそれは悪いことばかりではなく、以前は宣伝しなくてもCDは売れていましたが、現在は宣伝をしたりメディアにアーティストが出演しなければ注目されないような状態になっていました。そのため昔は露出を控えていた音楽アーティストが、音楽番組に出演したり、インタビューに応じるようになってくれました。また、20年ほど前は若さ故に少しとがっていた部分もありますが、年齢を重ねることによって気持ちに寛容さが出たことから、インタビューにも穏やかに答えてくれるようになった傾向が強いと感じます。もちろん音楽アーティストは一般人とは異なる生活をしていますし、常に精神を張り巡らせている繊細さを持っています。そのため、音楽アーティストは年齢よりも若く見える人が多いと感じます。

 

髪型や服装、メイクなどにもこだわりがあるようですが、年齢を重ねていることを感じさせない若々しさがあります。だからこそ、視聴者は青春時代に憧れていた存在が、そのままの状態でテレビなどに出演することによって、再び胸にときめきを感じることができます。実際に、以前はファンだった人が、時間と共に少し気持ちが離れてしまったけれど、再びメディアで見たことによってもう一度ファンになるという人は少なくありません。

 

若いときよりも年齢を重ねることによって経済的な余裕も出てきますから、CDを購入するだけでなくコンサートに参加したりグッズを購入するなど消費者活動にもつながっていきます。音楽アーティストはこれからも以前と変わらない若さを保ちながら活躍してくれると、日本経済の活性化にもつながるだろうと考えています。