テクノポップというと、最先端のダンスミュージックとして、クラブを中心にプレイされている音楽ジャンルとして認知されていますが、かつて、イエロー・マジック・オーケストラが世界中にテクノブームを巻き起こしたからこそ、これだけの大きな音楽ジャンルとなったことは間違いありません。

 

今から40年ほど前、中国服に身を包んだ奇妙な東洋人が、世にも不思議な音楽を奏でていました。この東洋人こそが、細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一の3人であり、テクノブームを作り出したイエロー・マジック・オーケストラなのです。

 

1978年に細野晴臣を中心に結成されたイエロー・マジック・オーケストラですが、当初からコンピューターとシンセサイザーを駆使した音楽を演奏するというコンセプトは決まっており、メンバーには横尾忠則を加えるプランもあったそうです。実際に、彼は様々な形でバンドには携わっています。

 

はっぴいえんどで、日本ロックの黎明期を支えた細野晴臣、サディステック・ミカ・バンドで海外かの評価も高い高橋幸宏、ソロアーティストとして確固たる地位を築いていた坂本龍一といった音楽アーティストが集まるということは、まさしくスーパー・バンドの誕生であり、演奏するジャンルが、全く新しいテクノポップということで、音楽ファンの度肝を抜いた瞬間でした。

 

その後、第1期イエロー・マジック・オーケストラは約5年間にわたり、日本国内はもとより、ヨーロッパやアメリカでツアーを行い、テクノポップを全世界に広めていったのです。その結果、テクノポップは、音楽ジャンルとして確立され、さらにはクラブ・ミュージックをはじめとする様々なジャンルに多大な影響を与えているのです。

 

現在、イエロー・マジック・オーケストラは、個々の音楽アーティストとしての活動と並行して、断続的に活動を続けています。それぞれの活動は多忙を極めていますが、最新アルバムの発表をファンは心待ちにしているのです。