1980年代前半は今でいうところのJ-POPがポプコンミュージックと呼ばれていて、様々なシンガーソングライターが雨後の竹の子のごとく東京のライブハウスや大学の学園祭で活動していた全盛期でした。
当時は音楽アーティストという言葉すら存在せず、アイドルなのかポプコンなのか区別も付かない状態でした。その中で、現在、インディーズになっても輝き続ける音楽アーティストの沢田聖子さんを紹介します。彼女は1962年3月生まれの55歳。今から38年前の17歳のときにイルカの妹分としてデビューして、主に理系の男子のアイドル的存在の音楽アーティストでした。当時から変わった点として、オリコンのヒットチャートでアルバムはベスト10に入るのに、シングルはベスト20にも入れないということが常でした。
20歳代の頃は渋谷公会堂や神奈川県民ホールを満席にしたのですが、30歳代を境に表舞台から姿を消して全国のライブハウスや地方のラジオ局、あるいは富良野プリンスホテルで地味に音楽活動を行っていました。彼女の制作する曲はどちらかというとZARDに似ていて、常に励まされるタイプが中心です。そのためか現在も根強いファンが多く、年齢層も50歳代から60歳代が中心。但しこの層でない30歳代の女性や若い世代の姿も散見されるなど、一種独特のファン層を形成しています。
昨年春にはコンビニエンスストアのサークルKとタイアップして「沢田聖子を覚えていますか。現在も活躍する沢田聖子」と題して大キャンペーンを実施。すっかり忘れていたシニア層のかつてのファン層を再び取り込むなど大胆なプロモーター活動を実施しています。しかも彼女は自分で立ち上げた音楽プロダクションを自分で辞めて独立してしまったためにライブもインディーズのCD制作も事実上手作り。
ライブではギター等の調整もみんな自分でやらなければならないようで結構大変そうです。ファンの中には娘を持つ父親も数多くいるのですが名前に聖子とつけている人が多く、場合によっては親娘でライブに来ている人もいます。