現在音楽アーティストは、CDの売上が右肩下がりで苦境な状況かと思われていますが、実はそうではありません。なぜなら公演の売上が右肩上がりで、現在はコンサートやライブで儲けているのです。中でも収益の大部分を支えているのが、音楽アーティストのグッズです。人気音楽アーティストの場合、コンサート当日ではなく前日にグッズのみを販売するという状況です。ですからファンは前日にグッズを購入してホテルなどに宿泊し、翌日にコンサートを見てから帰宅するというのが定着しているのです。例えば人気アイドルがドームコンサートを行えば、約5万人が集まります。周辺ホテルは満室となり、地元経済に大きな影響を与えるほどなのです。

 

音楽アーティストの収入源の一つであるCDの印税は、作詞・作曲をして売上の3%ほどと言われています。CDが1枚1000円として30円です。今は10万枚も売れれば大ヒットですから印税は300万円ほどになります。今主流の音楽配信も同じ位の印税と言われています。ただし音楽配信の方は単価がCDの半額以下ですから、印税も半額以下となります。

 

それよりも意外と大きいのが、カラオケ印税です。これはカラオケで1曲歌われるごとに作詞・作曲者に5円前後入ってくるものです。テレビ番組で一発屋の音楽アーティストの方が、今でもカラオケ印税で年間数百万円入ってくると言っていたのに衝撃を受けました。長年トップ音楽アーティストとして活躍されている方は、ヒット曲が山ほどあるのでカラオケ印税が毎年どれだけ入ってくるのか想像もできません。

 

CDの売上低下の一因と言われるCDレンタルでも、使用料が入ってきます。1回レンタルされる毎に作詞・作曲者にはシングルで15円、アルバムで70円入ってきます。その他の実演者にはシングルで15円、アルバムで50円入ってきます。塵も積もれば山となるで、意外と馬鹿になりません。

 

最近は少なくなっていますが、音楽番組に音楽アーティストが出演してもギャラはほとんどありません。これはプロモーション的意味合いが強いためです。逆にバックバンドや衣装代などで赤字になることも多く、特に新人の音楽アーティストはお金を支払ってでも、顔と名前を覚えて欲しいとメディア出演にこだわる方も多いのです。