★『「ヨミダス歴史館」で読み解く近代事件史』 読売新聞メディア戦略局・著、中央公論新社・刊(中公文庫)、2010.10、\629+税
図書館の返却日が迫ってきたので、慌ててパラパラめくっている。読みたくて借りてきたのに、なかなか読めない。
「ヨミダス歴史館」は、“明治7(1874)年の創刊から現在までの読売新聞の記事約1100万件が検索・閲覧できる日本初の本格的オンライン・データベース”。そのデータベースから、「殺人事件編」「経済事件編」「未解決事件編」を紹介している。
当時の紙面も載っているのだが、残念なのは、この本が文庫サイズだということ。見出しぐらいしか、読めない。図書館によっては、この「ヨミダス歴史館」のほか、各新聞社のデータベースの検索ができるので、直接紙面を見てみたい。昔のものなら、旧字体の方が時代が感じられる。
「あとがき」には、古い記事では“人権無視、売れればそれでいいという露骨で残虐な記事や見出しのトーンが、戦前、特に昭和初期の新聞では主流だったことが分かってきたのだ。それが時代とともにどんな風に変わっていったかを見るのは、報道史の研究にもなる”という。たとえば、1932年3月7日の「玉ノ井バラバラ殺人」では、見出しは“無殘、胴體だけの男の慘殺體發見”だし、内容も生々しい。犯人や被害者の住所も詳しく書かれているというから、今では考えられない。なお、「バラバラ事件」はそれまでにもあったが、この言葉が一般的に使われるようになったのは、この事件がきっかけらしい。
いろいろな事件があったのだな、と改めて思った。昔のことを知るのは楽しいが、事件はやはり、起きてほしくはない。
今日の夕刊に、『トッカン 特別国税徴収官』の記事が載っていた。『メサイア』の高殿円さん作ということで一度借りたが読みきれず、ドラマ化と聞いて再度借りてきた。だが…またもや読めないかも知れない。読みたくて予約を入れた本>実際に読める冊数…もっと頑張って次々と読んでいかない限り、この溝は埋まらない。