「願はくは 花の下にて春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」
だろうか。
個人的には、
『魂をゆさぶる辞世の名句』に載っていた句では、
・「死んでいく 地獄の沙汰はともかくも 跡の始末は 金次第かな」 歌川豊春(うたがわとよはる、1814年1月12日没、享年80)
・「此世をば どりゃおいとまに せん香の烟(けむり)とともに 灰左様(はいさやう)なら」 十返舎一九(じっぺんしゃいっく、1831年8月7日病没、享年67)
『最期の言葉』では、
・「これまでは 他人事だと 思うたに 今度は俺か これはめいわく」 大田南畝(おおたなんぽ、別号「蜀山人」、1749~1823、享年75)
が好きだ。
その人がこの世からいなくなっても、言葉は残っている。
昔、兵庫県伊丹市に行ったときには、こういう看板を見つけた。

★『魂をゆさぶる辞世の名句』 宣田陽一郎・編著、成美堂出版・刊(成美文庫)、2009.02、\524+税
★『最期の言葉 ~101人の男たちの辞世~』 柘植久慶・著、太陽出版・刊、2008.05、\1300+税