『メサイア THE MOVIE』
を流し読みする。
一つのプロジェクトらしく、小説、マンガ、映画がある。いわゆるメディアミックスというやつか。私は、高殿円さんの小説『メサイア ~警備局特別公安五係~』→映画→コミック1巻→「映画をもとにした書き下ろし作品」だというこの本、という順番で作品に接した。
やはり、“おのれの背中を預ける相手”“ひとのこころをすくうもの”である「メサイア」という設定が生かしきれていない気がする。エピローグが短いために、竜頭蛇尾…どうしても尻すぼみな印象を抱いてしまう。あと、転校生として主人公が出てくるのが、221ページ中36ページ目というのは、遅くないか。
珍しく映画館にも足を運んだ。せっかく平成仮面ライダーに出ている俳優がたくさんいて、チラシに「迫力のアクションシーン」とあるわりには、時間的に短い。「原案小説の世界観を見事に映像化」というなら、いっそ小説そのものを映画化して欲しかった。学内メインだと、どうしても話がこじんまりしている。
雑誌でのマンガの連載は続いているなら、物語を膨らませてほしいと思っている。
★『メサイア THE MOVIE』 メサイアプロジェクト・金子修介・黒田洋介・著、角川書店・刊、2011
1/21追記
そうか、分かった。「サクラ」である鋭利を主人公と思うからいけないのか。