当時、成人の日はまだ15日で、日曜日。翌16日の月曜日は振替休日で、土・日・月と三連休。
16日は、映画を見に行った。家にあった鑑賞券で見られたのは、『男はつらいよ』と『釣りバカ日誌』の二本立て。明日からまた仕事か…と思いながら、いつものように寝た。ちょうど小説が完成し、下書きノートから原稿用紙に3、4枚書き写してから。
そして…阪神淡路大震災。
大阪とはいえ、兵庫県との県境に住んでいた。小学校に水を汲みに行った。国道を走る救急車のサイレンがずっと聞こえてきていた。神戸、姫路、豊中、友人と連絡が取れたときはほっとした。布団を持って小学校に避難した。結局、引っ越した。兵庫県在住の会社の人に、うちの近所の銭湯を教えた。同じ大阪でも、北部と南部では、かなりの温度差があった。
昨年の年末、『その街のこども』のDVDを見た。実際に震災を経験したという、佐藤江梨子さんと森山未來くん主演。ネイティブ関西弁で、よりリアル感。1月16日に偶然出会った二人の話。
あの日を境に、いろいろ変わった。変わらざるを得なかった。

スケジュール帳。忘れてはいけない記憶。