相対(ぜったい)音感は幼少の頃に特殊な訓練を受けた人しか身につかない!
これは実は間違いらしい。
2019年にカナダのトロント大学とデラウェア大学の共同研究チームが絶対音感が先天的なものだということを証明しとったんよ。
そのニュースを見て、ふと思ったことがある。
ワシ、絶対音感、あったんかも!って。
7歳年下の妹が絶対音感があるピアニストだったんけど、ワシはピアノ教育は一切受けとらん。
でも、妹が3歳でピアノを始めて家でピアノの音当てクイズをやっとるのを見とったんけど、当時10歳をすぎとったワシでもこの音はさっき聞いたあの音と一緒だなってことはハッキリわかったんよな。
子供の頃はピアノに興味なかったしどの鍵盤がCなのかとかも知らんかったで音名は知らんかったけど、音を聞くだけであの音かあってのは分かったんよね。
だで、その当時にその音の判別能力と鍵盤の名前を一致させるだけで絶対音感って事だったんかも。
この動画でも語ったけど、今でも異常なぐらいチューニングがバラバラなウクレレを使っとるもんでそのウクレレがなんのチューニングなのか忘れたりするんけど、コードを弾くと、ああサイボーグのD♭だなあってわかったりする。
ワシはこの能力を相対音感だと思っとったんけど、実は絶対音感だったんかもなあってね、今初めて告白しとる。
だってこんなワシにもし絶対音感があったなんてなったら、お坊ちゃんみたいで照れるじゃん(笑)
でもそーいや配信を始めた頃も、夜中だでキーを低くしたりすると急に歌えんくなる事が多かったやあ。
これって絶対音感の弱点の典型的なやつだでね。
ワシに絶対音感があったかどうかなんて事はどうでもいい話で、いかに相対音感が大事かって話ね。
このコロナ禍でロンサム判治という一切叫ばないキーで歌う練習を本格的に始めて、相対音感が何なのかを改めて見つめ直し、自分でも毎日トレーニングをし始めてから明らかにキーが変わることに対しての反応が早くなった。
相対音感と絶対音感は全く別物で、絶対音感があるからといって相対音感もあるってことでは決してない。
むしろ絶対音感に縛られちゃうと相対音感が伸びないって研究結果もあるぐらいだでね。
音楽というのは主音がどの周波数なのか(=絶対音感)は重要ではなく、主音からの相対的な音の繋がり(=相対音感)でできとる。
これは例えばバロック時代と今じゃピアノの基準音高は半音ぐらい変わっとるけど曲としては同じだと認識されることからも証明されとる。
だで相対音感が絶対に重要なんよ。
絶対音感は絶対的なモノじゃなく、相対音感が絶対的なモノってのも面白い。
絶対音感って呼び名から誤解されがちだで名前変えた方がいいぐらいだと思う。
絶対音感は先天的な能力だけど、相対音感は後天的な能力。
だって音楽を知らんければ相対的に音を捉えるってことはできんだでね。
だからこそ相対音感は芸術的な能力ってことなんよね。
全てのミュージシャン、趣味で音楽を楽しんどる人は全力で相対音感を鍛えるべし!
絶対音感がある人こそ、相対音感を鍛えるべし!
それだけでマジで全然変わってくるぞ!
その相対音感に直結しとるのが移動ドなんよ。
だで移動ドを身につけると音楽人生が変わるって言っとるんよね。