ヨワーコード(簡単ジャズコード)でブルースが弾けるようになる動画を丁寧に作ってみた。
このブルースっていう音楽はクラシックの音楽理論では説明できないらしい。
C7|F7|C7|C7
F7|F7|C7|C7
G7|F7|C7|G7
- まず全部セブンスコードってのがおかしい!
- 4小節×3の12小節もなんか変だし!
- G7からはCに向かうはずなのにF7を経由してからC7に向かうのも変だ!
この3点がクラシックの音楽理論では説明ができないらしい。
ということで今日は1の理由を炎上ジャズ的に解説する。
炎上ジャズは音楽を全て移動ドで考えるんけど、この根拠になるのが倍音。
自然な音を鳴らすと必ず倍音という薄い音が同時に鳴る。
例えばCという音を鳴らすと
第1倍音C(基音)
第2倍音C(オクターブ上)
第3倍音G
第4倍音C(2オクターブ上)
第5倍音E
第6倍音G
第7倍音B♭
という倍音が同時になる。
この第4倍音のCから注目すると
C-E-G-B♭という音が同時になっとると言うことになる。
この音の集合体はまさにC7コードじゃん!
つまりどんな音を単音で鳴らしてもうっすらとセブンスコードになっとるって訳。
これはセブンスコードがいかに自然なコードかってことを意味する。
だからブルースが全部セブンスコードなのは逆に自然なんかも。
むしろメジャーセブンスコードとかの方が不自然で人工的だと思う。
実際、メジャーセブンスは後から出来たらしいでね。
だでコードネームもセブンスコードはただの7なのに
メジャーセブンスはわざわざM7とかmaj7と書くんかも。
そんでCを鳴らすと同時にCEGB♭が鳴るって言ったけど、この音はピアノの音とはちょっと違うんよね。
ピアノは平均律にすることでどんなキーにも転調にも対応できる優れた楽器。
でも平均律の音しか出せないことが欠点。
平均律ってのは自然な音じゃなく人工的に整えられた音だで大自然が持つ強大なパワーはないんよな。
ピアノはそれを補って余るほどの圧倒的な楽器だけど。
だで平均律以外の音が出せる声とか他の楽器で大自然の強大なパワーを加味することで音楽は加速するんだと思う。
ブルースはギターと歌がメインってのもこれが理由。
音程にもリズムにも訛りが大事だでね。
チョーキングで好きな音程が出せて訛りが出しやすいギターが使われるのも自然なこと。
でもブルースが全部ドミナントセブンスコードっていうのは諸説ある。
バークリーが西洋音楽ベースで教えるために便宜的に全てドミナントセブンスコードにしちゃったって説もある。
確かにすんげー古いブルースはCとFだけだったりするでね。
何が真相かはわからんが、ワシはコードのフォームでもドミナントセブンスコードを中心に考えとる。
まずセブンスコードを作ってから各構成音をズラすことでいろんなコードに変形するんよ。
その辺はこの動画でも詳しく解説したんで見てみて。