前の動画でも触れたけど、移動ド特化型ウクレレ音楽理論書「ドレミジャズ」 を出版したもんで被りがないかどうか検索してみた。
そしたら「ドレミで覚えるジャズ・アドリブの法則」というサックス奏者の加渡克紘さんが書いた本が出てきたもんで「被っちまったか!」って気になって買ってみた。
そしたらこの本は移動ドじゃなく固定ドだったもんで内容に被りは一切なくてホッとした。
「ドレミジャズ」 は「移動ド」でジャズを“唄って楽しむ”本。
「ドレミで覚えるジャズ・アドリブの法則」は固定ドでフレーズを暗記して機械的にアドリブを作っていく本。
同じドレミを掲げとっても根本的に違うんよな。
でもサックスという楽器は固定ドで考えるんだなあって勉強になった。(そもそもが移調楽器だけど)
そりゃ12キーで指の使い方が全部違うんだもんな。
そこがウクレレやギターと真逆な楽器ってことなんよな。
移動ド至上主義者なワシだが、移動ドと相性がいい楽器とそうじゃない楽器があるってことは理解しとる。
ピアノとかサックスは固定ドと相性がいい楽器なんだと思う。
なぜなら、決まったボタンを押せば必ず特定の音が出る楽器だでね。
でも歌には特定のボタンなんかないじゃん?
だで何か基準の音を聞いて、それに合うように声を出す。(体感で声を出す場合もあるけど)
ウクレレやギターは押さえる場所は決まっとるけど、同じ指の形でもポジションを平行移動させるだけで全然別の音になるじゃん?
だで歌手やウクレレは「移動ド」がいいんよね。
「移動ド」で音楽を見ると見える景色が変わって楽しいぞ!
もちろんギターのSSWも断然「移動ド」がおすすめ!
自称、移動ド推進委員会会長としてウクレレ界にこそ移動ド音楽理論を広めたい。
ジャズだって特にモードジャズなんか移動ドで考えれば丸見えになる!?
だで「ドレミジャズ」を書いたんよ。
自分に必要な音楽理論をまとめる意味もあるけど。
そんで動画では相対音感の長所と絶対音感の弊害についても触れてみた。
相対音感は音楽的な音感だで歌をうたう人には必要な能力だけど、絶対音感はチューナーが指し示す音の名前の記憶に縛られる可能性があるもんで、そうなると自由な音楽が出来んくなる可能性があるんかも。
ワシの妹は小さい頃からピアノやっとったで絶対音感があるんけど、アドリブとかセッションは苦手なんよな。
さらに動画ではバークリーメソッドの一つである移動ドのソルフェージュについても触れてみた。
レ#とミ♭は楽器では同じ音を弾くけど、意味は違うもんで呼び名も変えたのがバークリー方式。
でもこの方式は、例えばソ#をシって呼びたいから、元々の「シ」を「ティ」にしとったり、英語のLとRの発音の違いで呼び分けんといかんもんで、ワシには合わんかった。
※サウンドオブミュージックのドレミの歌でシをティって歌っとるもんで英語では元々シはTiなのかも?
だで勝手に名前をつけたのがハイパードレミシステム!
お馴染みのドレミファソラシドはそのまま!
マイナーを決めるミ♭はマ!
セブンスコードを決めるシ♭はセ!
ナチュラルマイナースケール(エオリアン)の特徴的な音であるラ♭はエ!
リディアンの象徴であるファ#はリ!
スパニッシュに使われるド#はス!
って勝手に名前をつけただけだけど、ワシとしてはイメージと音の役割が一致して使いやすい!
ハイパードレミシステムで移動ドのドレミで唄うことでジャジーなメロディーの難しい音程も覚えられるんよな。