今年2月8日に下北沢ろくでもない夜で出会った時はウクレレで4つのコードをたどたどしく弾けるだけだったわかないづみ。
確かこの日がウクレレだけでライブに臨んだ初めての日だったみたいだでそりゃーウクレレは下手くそだった。
でもこの子の声の力と作詞作曲センスと静かなる狂気に魅せられてプロデュースをすることを決めた。
出会った時はこの曲しかウクレレで弾けるオリジナルがなかったみたいだで、「唄いたい曲があったらあげるよ」って伝えたらまさかの「どうでもいい世界」がいいと。
まずこの時点で「この子のセンスやばい」って度肝を抜かれた。
2月のレレチャリに呼んで「どうでもいい世界」を初めて聴いた時、本気にさせられた。
出会った時から2週間しかたっとらんのに、明らかにウクレレも上手くなっとった。
その日からHMV&BOOKS SHIBUYA でのゴリ論握手会、ウクレレ展、わし主催のイベント等に毎週3回ぐらいのペースでライブを入れまくった。
出会った日からちょうど4ヶ月後、無理やりレコーディングを決行した。
デビュー作は純粋な弾き語り音源であって欲しいというプロデューサーとしての勝手な想いから無修正1発録りにこだわった。
どーせワシ自身のレーベルからリリースするんだし、個人的趣味全開で好き勝手にやらせてもらった。
「下手でもいいんよ。自分で弾いて唄うことが何よりも大事。いつかメジャーに行ったらシンプルな弾き語り音源なんかやらせてもらえんしな。」
なんてことを言いながら。
そんなわかないづみのデビューミニアルバム「僕の名前」が2018年9月19日にコロムビア・マーケティングさんから販売してもらうことが決まった。
原盤はハンサムレコーズが持ったままでGIRL’S setさんとコロムビアさんがプロモーションと流通をやってくれるという新人アーティストにとって一番有利な契約だと思う。
このやり方ならメジャーお得意の飼い殺しの心配もないしね。
世間的にはこれをメジャーデビューとも言うみたいだけど、これはあくまでもスタート。
ウクレレはもちろん、歌手活動さえ始めてまもないわかないづみ。
圧倒的に経験も実績も足りん。
すでにかなり頑張っとるのは認めるけど、この世界は本当に甘くない。
この程度で満足せず、もっともっと頑張って天下を獲って欲しい。
何はともあれ、ウクレレを気まぐれで買ってからまだ1年以内の子の弾き語り1発音源がうっかりメジャー流通で販売されちゃうのはある意味事件だと思う。
わかないづみ、おめでとー!
そして、こんな勝手なプロデューサーを信じてついてきてくれてありがとー!
ワシはプロデュースを裏方の仕事だとは思っとらん。
自分の作品を別の形で世に問うという自らの表現活動でもある。
これで、わかないづみもようやく表現者としてのスタートに立てたし、ワシもプロデューサーとしてようやく形にすることができた。
今後はもっともっと表現者としてのエゴとエゴをぶつけ合って、もっと面白い景色を見に行けたらと思う。
ということで「僕の名前」のジャケ初公開!
タイトル:「僕の名前」
アーティスト:わかないづみ
発売日:2018年9月19日
価格:1,852円+税
品番:QACW-1001
JANコード:4573205340258
販売元:コロムビア・マーケティング(株)
発売元:ハンサムレコーズ×GIRL’S set
Ⓟ: ハンサムレコーズ Ⓒ: GIRL’S set
ウクレレを買ったばっかの頃のあどけないわかないづみ。
この半年ですっかり大人になったもんだ(笑)
来週ぐらいには全国のCDショップで予約が出来るようになる。
全国のみなさん、是非わかなのデビュー作をお近くの店で予約してあげてください。