「SSWおじさん=シンガーソングライターおじさん」という言葉が話題になっとる。

 

竹原ピストルが売れたし、遂におじさんシンガーソングライターの時代が来たのか!?

 

なんて期待したけど全然違った。

 

一言で言えば、女性シンガーソングライターに対して、物販も買わんのに上から目線でアドバイスとか説教を長々としちゃう迷惑なおじさんのことらしい。(詳しくはこの記事でも読んでみて。)

 

 

そーいやいっぱいおる(笑)

 

 

幸い、ハンサムレコーズ所属のネクラカフェ系ウクレレSSW「わかないづみ」のファンにはそういう人は少ないけど、共演者のファンでなぜか、ライブもろくに見とらんわかなに対して上から目線で図々しく説教するおじさんに何度か遭遇した。


昔、少しだけ趣味でギターやっとったような人はそういう存在に陥りやすいみたい。

 

 

まあ、プロデュースを仕事にしちゃっとるワシなんかSSWおじさんのハイパーバージョンなんけど(笑)

 

というかワシこそが「プロSSWおじさん」か(笑)


でも、プロだからこそ、所属のアーティスト以外には相談されん限りアドバイスなんか絶対にせんけどね。

 

人にアドバイスするなんて責任重いし、ましてや説教するなんて面倒でしかない。

 

打ち上げで毎回若手バンドマンに説教する友達がけっこうおるけど、逆に尊敬する(笑)

 

ワシは説教する側より死ぬまで説教される側であり続けたい。なんてね。

 

 

話を戻す。

 

行き過ぎたSSWおじさんが迷惑がられるのは当然だ。

 

だって女性SSWのライブに通う人の中には、ライブを2,000円〜3,000円で若い女の子と話ができるコスパがいいキャバクラかなんかだと勘違いしとる人もおるぐらいだでね。

 

そんな人は論外だけど、この問題は、おじさんの習性的にはある程度仕方ない現象だで、一言アドバイスぐらいなら大目に見てあげて欲しいとも思う。

 

例えばプロ野球中継を見ながら野球経験も大してないくせに「だからお前は打てねーんだよ」ってクダを巻くのが世界中のおじさんの習性じゃん?

 

プロ野球選手には直接言えんもんで問題にならんけど、アマチュアSSWには直接言えちゃうもんでタチが悪い。

 

本人の都合も考えずに求められてもないアドバイスを直接長々とできちゃう環境こそがSSWおじさん問題の元凶かも。

 

 

もうこうなったらアイドルの握手券に対抗してSSWはアドバイス券をグッズとして販売すればいいと思う。

 

いやアドバイスじゃなくプロデュース券の方が聞こえがいいか。(笑)

 

「10分間、お好きなSSWにプロデューサーとしてアドバイスできます!」って券なら1万ぐらいでも売れそう(笑)

 

そーゆーイベントをプロデュースしようかな(笑)

 

 

そんな冗談はこの辺にして、最後に、プロSSWおじさんの立場からこの問題について当たり前なことを真面目に言わせてもらう。

 

 

まずSSWのみなさんへ。

 

アナタは本当にアーティストって呼べるような曲を作ってアーティストだと胸を張れるライブが出来とるの?

 

メジャーでもないのにメジャーという制約がある環境でしか意味を持たない薄っぺらい恋愛の歌ばっか歌っとらん?

 

そして、ライブに足を運んでくれて物販も買ってくれるファンがおるから演者はライブ活動ができとるって事を忘れとらん?

 

どんな表現者もファンに対しての感謝の気持ちを忘れちゃいかんし、行き過ぎじゃない限りはある程度の我慢も作り笑顔も必要な世界。

 

それが嫌ならこの世界はやってけんでね。

 

 

続いてSSWファンのみなさんへ。

 

どうかライブには出来る限り足を運んで「生の音楽」を楽しんで。

 

ライブが気に入ったらCDやグッズを惜しみなく買って一言だけ褒めてあげて。

 

ほとんどのSSWはライブとバイトに追われる貧乏生活をしとるんよ。

 

せめてライブのためにバイトを休んだ時給分ぐらいの売り上げを持ち帰らせてあげて。

 

そうなればライブ本数も増やせてファンと会える機会も増えてウィンウィンだら?

 

 

その上でファンの立場で出来る、お目当のアーティストにとっての一番の応援はアドバイスでも説教でもなく

 

他の出演者のライブもちゃんと観ることだと思う。

 

お目当てのライブが終わったらすぐ帰っちゃうファンばっかだったり、次の出演者のライブ中なのに物販で大きい声で喋ったりするファンが多いアーティストで売れた子を知らんでね。

 

どうか「音楽」そのものを楽しんで欲しい。

 

そんな本当の「音楽ファン」に応援されとる子はいいイベントに呼ばれるようになって売れていく可能性が高いのは間違いないんだでね。

 

 

あっ、当たり前でつまらんことを長々と語っちゃった(笑)

 

まさにSSWおじさんだ(笑)

 

 

でも実際、こんな当たり前なことすら説明せんと伝わらん人が多いのも事実。

 

そんで女性SSWシーンはアイドルシーンより危険をはらんどるのも事実。

 

わかなをプロデュースする前はアイドルのプロデューサーもやっとったけど、マジで全然違うんよ。

 

数年前に女性SSWがファンに刺された事件があったように、SSWシーンはアイドルシーンより演者とファンの距離が近くて行き過ぎた感情が生まれやすくてある意味危険なんよな。

 

SSWはマネージャーもスタッフも同行せずに一人で活動しとる子が多いし。

 

アイドル現場はファン同士で自制し合う空気が出来上がっとるけど、SSWシーンはまだそんな空気もない無法地帯だでね。

 

 

わかないづみのプロデュースを始めてからアイドル現場では感じんかったSSWシーンの危険性を目の当たりにしとるもんで、プロデューサーという発言しにくい立場だけど、あえて発言させてもらった。

 

ファン同士でちゃんと音楽を楽しむ空気を作ってくれることが一番だでね。

 

 

まあ結局はアーティスト次第とも言えるんけど。

 

アーティスティックなライブをやっとればちゃんと音楽を愛してくれるアーティスティックなファンが集まってくるでね。

 

 

追記(20180714)

 

 

わかないづみのデビューミニアルバム「僕の名前」が9/19(水)にコロムビアというメジャーレコード会社の流通で全国リリースされることが決まったよ。

 

ウクレレを本格的に初めてまだ半年の初心者をメジャーリリースに押し上げたワシほど有能なSSWおじさんは居らんら?(笑)

 

 

 

追記(20190711)

 

 

わかないづみの最大の魅力は優しくも強い声と、生み出す曲のディープな世界観。

 

見た目からアイドル的な扱いをされることも少なくないんけど、怖いぐらいのアーティスト性を持っとる子だと思う。

 

 

 

2019年9月18日(水)わかないづみ両A面シングル「無題 / エレベーター」メジャーリリース!