2011年の春に急にウクレレ大使になってウクレレを東北に届けさせてもらうようになった。
ウクレレを届けるためのチャリティーイベントとして夏にレレチャリを始めた。
次回で84回目で通算432本のウクレレをレレチャリを通じて被災地の人たちに届けさせてもらっとるイベントだけど7年前の第1回目の時はまだウクレレ仲間はほとんどおらんくてチャリンコ仲間で集まってウクレレ練習会をしようってぐらいのノリで始めた。
そんな感じで始まった第1回目のレレチャリなのにウクレレ仲間が沢山来てくれた上に、実は勝誠二さんも来てくれとったんよ。
震災後にウクレレを本格的に始めた時に勝さんの映像でクレイジージーとかジェイクを練習しとったもんでめちゃくちゃ嬉しかった。
だってウクレレシーンの第一人者だでね。
ウクレレシーンというより子供ばんどのベーシストというバンドマンとしても大先輩だけど。
そんなウクレレ界の第一人者が新参者のイベントにフラッと来てくれたことはやっぱりデカかった。
レレチャリvol.1には他にもデイジーどぶゆきくんも来てくれたりと一気にウクレレシーンでの信頼につながった気がする。
勝さんはその後も何度もレレチャリに来てくれたりウクレレのイベントで一緒になったりもした。
ゴリ論を書いた時も勝さんにPDFを送ったら速攻全部読んでくれてありがたい感想を送ってくれた。
100ページ超の本を一気に読んでくれてアドバイスしてくれるってなかなかないことだと思う。
今回、ウクレレレボリューションというイベントを立ち上げた時、真っ先に呼びたいと思ったのが勝さんだった。
普段ウクレレの人が滅多に出没しないライブハウスで超絶系ウクレレプレイヤーとウクレレ歌姫を交互にやったらオモロくない?ってコンセプトのイベント。
ウクレレの振れ幅をもっと広げるためのイベントだで是非とも勝さんに出て欲しいとお願いしたら快諾してくれた。
イベントは最高だった。
オーガナイザー冥利に尽きた。
香取さとりちゃんのパンク魂が溢れとるのにほっこり癒し系なウクレレソングに心踊らされた。
ウクレレシーンでは無名な彼女だけど、センス抜群だで要注目!
勝さんと同時にオファーをしたまいたけさんの超絶ストラミングとユーモア溢れるプレイとウクレレ愛。
ウクレレはやっぱストラミング命。
そしてハンサムレコーズ所属のウクレレ歌姫「わかないづみ」が天性の声の力で空間を支配。
あの雰囲気の中、自分の唄を唄い切れたのはたいしたもんだ。
ハンサムレコード所属の女性アーティスト第一弾!
勝さんはまるで3Dプリンターで立体模型を作り上げるかのように次から次へと音を重ねる立体的なライブで会場を魅了してくれた。
やっぱり勝さんはバンドマンなんよ。
バンドでライブをバリバリやってきたベーシストはやっぱりグルーヴが違う。
そして、ハンサム判治のウクレレシーンデビューの時から見てくれとる先輩にハンサム判治2.0を見せる時がきた。
メジャーコードとマイナーコードだけのシンプルなコードワークで絶叫するという従来のハンサム判治から最近脱却してOSをメジャーアップデートしたハンサム判治2.0。
シンプルなウクレレ弾き語りの要所要所にジャズテイストを取り入れたライブを初披露。
この曲は251を取り入れただけのシンプルなアレンジだけど、ゴリ論を書いたりゴリラ人間ズを始めたことで自分の弾き語りにもジャズの匂いを出せるようになってきたんよね。
もちろんまだまだだで日々研究中なんけどライブ後の打ち上げで
「判治、どうしちゃったの?コードワークが劇的に変わっててびっくりしたよ。」
といった勝さんとまいたけさんの嬉しい反応にニンマリ。
技術を売りにしとらんボーカリストだって、長いことやっとる人はみんな唄は上手いし楽器も上手い。
「俺にはテクニックなんか必要ねえぜ!」
そんなこと言っていいのは30代まで。
40越えてもまだ生き残っとる人はやっぱ技術もちゃんとあるんよな。
その歳まで生き残っとるんだで当然だけど。
一生音楽をやり続けるなら何にでも貪欲にならんといかんだよ。
就職もできず他に職もない社会的にはポンコツなんだでね(笑)
最後にどーでもいい世界対決(笑)
唄う人によって曲というのはここまで変わる好例(笑)
この唄を初めて聞いた瞬間に、この子を世に出さんと!って思ったんよな。
HANZI BANDでわかないづみの曲をカバーしたバージョン(笑)
※次回レレチャリ詳細
『レレチャリ vol.84』
日時:3月28日(水)オープン 19時/スタート19時半
チャージ1,000円
ゲストプチライブ SACHI
会場:明大前CafeBarLIVRE
http://www.cafebarlivre.com/