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パン粉の弟に半次郎という名前をつけた。

もちろん姓は判治、名は半次郎と言いたかったから(笑)

そんな冗談みたいな名前だけど実は個人的には思い入れが強い名前。

昔、将来息子が生まれたらハンジローって名前にしようって冗談交じりに言っとったんよな。

我が家にとってパン粉は娘だし、半次郎は息子。

単純に息子も出来て父ちゃん嬉しい。


半次郎が我が家に来たその日、部屋を走り回りながらおしっこをされた。

まるで剣客が走りながら刀を抜いて切り裂くような早業で(笑)

机の周りを一周ぐるっと大惨事(笑)



お主の剣(おしっこ)は避けられない。

まるで人斬り半次郎みたいだってことで半次郎。


人斬り半次郎とは幕末の薩摩藩の剣豪で後に陸軍少将桐野利秋となった中村半次郎。

あの新撰組局長の近藤勇に「半次郎とだけは刀を交えるな」と言わしめた剣豪。

示現流の達人だけど無駄な殺生は好まず大らかで豪快で優しい性格の男だったらしい。

西郷隆盛の側近で絶大な信頼を寄せられとった男でもある。

パン粉を連れたワシを見て「西郷どん」ってよくネタにされた。

西郷どんの横におる男の中の男だで半次郎。

我ながらよく出来た話である。


半次郎はマーキング癖が治らんこともあって前の飼い主の部屋から追い出されて庭で放置されとった子。

それを見かねた家族が引き取って里親を募集した日に友子が見つけて申し込んで即決。

だもんでまだ目を離すとご機嫌に部屋中にオシッコしちゃう(笑)

ガリガリで背骨や肋もむき出しだで今は沢山ご飯をあげて標準体型まで太ってもらっとる段階。

そこはさすが判治家、1週間でだいぶふっくらしてきてよかった。



ちなみに我が家に来る直前まで去勢しとらんかったこともあってイチモツはご立派で父ちゃんタジタジ(笑)

 

 


先日のレレチャリのラストだけ参加したパン粉と半次郎。

パン粉の唄の途中でアドリブで半次郎の名前を発表。

即興の割にはよくまとまった歌詞だ。

さすがワシ、ジャズマン。

 

 

友子が半次郎の行動を見てワシに性格がそっくりだと言う。

 

そういえば昔、親戚のおじちゃんに、

 

「大介、お前はあんなことがあったのに元気で明るくていい」

 

って言われたのを思い出した。

 

 

半次郎は辛い境遇で暮らしとったはずなのに元気で明るくてアホでいい。

 

そこがまたグッと来るんよな。